SUSURUさんのYouTubeチャンネルより

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ラーメン店「王道家」の店主・清水裕正氏が同業者のYouTube動画で、ラーメンYouTuberのSUSURUさんについて「見つけてピックアップしてって、それを炎上させるみたいな」と語り、SUSURUさんがこれに反論した騒動をめぐり、同店が「昔はこんな奴じゃなかった」などとX(旧ツイッター)に投稿した。

「昔はこんな奴じゃなかった 冗談でもこんな事は言わない」

発端となったのは、人気つけ麺店「つじ田」の創業者・辻田雄大氏が運営するYouTubeチャンネル「つじ田BOXチャンネル」が12月3日に投稿した動画だった。

SNS運用に関する話題の途中、清水氏がSUSURUさんの名前を出し「見つけてピックアップしてって、それを炎上させるみたいな」と発言。「良い人か悪い人かじゃなくて、やり方云々とかを客観的に見てて、そういうタイプの人」などと語っていた。

SUSURUさんは4日、動画のスクリーンショットを添えながら「【悲報】SUSURUさん、ガチのやばいクレーマーだと思われてしまう」とXに投稿。「こればっかりは清水さんが言っている意味がわからない」と反論し、「僕は他の人やラーメン店を炎上させる目的なんかでSNSやってません。ラーメンが好きで、ラーメン店を応援したいという気持ちはYouTube始めた頃からずっと変わってないです」などとつづっていた。

清水氏が店主を務める王道家は5日、Xで騒動に触れた。

「昨日Yahoo!ニュース拝見しました 反論のコメントをあげていましたが こちらがラーメンが好きで、ラーメン店を応援したい人の動画です 昔はこんな奴じゃなかった 冗談でもこんな事は言わない Yahoo!ニュースにも載ったしこれで彼も満足でしょう」

投稿には、SUSURUさんがカメラに向かって「ムカつきました、正直。久しぶりに言わせてもらうと、俺の動画次第でこの店潰すことだって出来るんだぞってことで」などと話す様子を映した動画が添えられていた。

「もちろんたかが1人のYouTuberの動画で本当にラーメン店を潰せるなんて微塵も思っておりません」

一見高圧的だが、実は創作された「ヤバいクレーマーのSUSURU」というネットミームをSUSURUさん自ら演じたもの。SUSURUさんが7月に投稿した「つけ麺を麺だけで食べるやつはバカです。意味ないから。バカじゃねえのと思うよ。について」とする動画の一部で、このネタを持ち出し、騒動を大袈裟に表現していた。

この動画も、辻田氏が「つじ田BOXチャンネル」に公開した動画がきっかけとなったものだった。つけ麺をスープにつけずに食べる行為について、辻田氏は「意味ねぇから」「バカじゃねぇと思う」と揶揄。当時、視聴者から「SUSURUさんのことではないか」などと指摘を受けたSUSURUさんは「意味はなかった上にバカだったようです」などとXで反応。その後、SUSURUさんのチャンネルで辻田氏と対面し「完全に私が調子に乗りすぎた」「YouTubeだし過激な言葉を入れてもいいとやってしまった」とする辻田氏の謝罪を受け入れた。

SUSURUさん自身も当時「僕が怒り半分、ネタ半分で勢いに任せてツイートしてしまい、ここまで規模の大きい話になるとは思っていませんでした。不快に思われた方もたくさんいると思います。自分の影響力を考えず、短絡的な行動を取ってしまったことは深く反省しています」と述べていた。

今回、王道家の主張を受けSUSURUさんは「誤解を招くような発言をしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪しつつ、次の通り説明した。

「もちろんたかが1人のYouTuberの動画で本当にラーメン店を潰せるなんて微塵も思っておりません。『やばいクレーマーのSUSURU TV.』というネタがあり、誰にでも通じると思い上がってしまいました、しまいました。ススル側も立場を弁えます」

王道家はSUSURUさんの投稿を引用し、「見てる人にとっては面白ろおかしい。ネタなのかもしれないが、影響力が絶対な日本を代表するYouTuberに言われた店はどう思う」と疑問を呈し、「視聴者のリップサービスだけではなく ラーメン店の立場にも立って応援してくれるような 人になってくれることを望みます」と呼びかけた。