伊東四朗×羽田美智子、凸凹父娘コンビが見納め!『おかしな刑事』シリーズ最終回が1月放送

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たたき上げの刑事・鴨志田新一(伊東四朗)とエリート警視の娘・岡崎真実(羽田美智子)の“凸凹父娘コンビ”が活躍する人気シリーズ『おかしな刑事』。

その最新作にしてファイナル作品となる『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』が、2024年1月6日(土)に放送されることが決定した。

2003年のシリーズ誕生から今年で20周年、長らく愛され続けてきた『おかしな刑事』がついに完結のときを迎える。

◆約20年の歴史に幕

2003年8月に『土曜ワイド劇場』で第1弾を放送して以来、同枠や『日曜ワイド』『ミステリースペシャル』枠などで放送を重ねてきた『おかしな刑事』シリーズ。

最大の魅力は、父の鴨志田が捜査会議で居眠りばかりしている“所轄のヒラ刑事”で、娘の真実が“警察庁のエリート警視”という“逆転父娘”の軽妙なやりとり。

さらには下町を舞台にしたシリーズらしい人情ミステリーと作品の根底に漂う“おかしさ”と“あたたかさ”が支持され、主演の伊東は現役刑事役最年長を更新し続けてきた。

京都を舞台に全編撮影した『京都スペシャル』2作も含めると、最終作は通算27作目となる。

◆鴨志田刑事最後の事件は…

大千秋楽スペシャルでは、鴨志田がついに定年へ。

最後の出勤も終え、残すは有給休暇の消化のみというタイミングで、大手建設会社社長が誘拐される事件が発生する。

身代金として2億円分の金のインゴットが犯人に奪われるが、実はその2億円こそ大物政治家に渡す予定のウラ金だった疑惑が浮上するというストーリー。

そこに古き良き人情が残る団地の再開発問題や建設会社社長親子の確執、イケメンに弱い真実の恋愛などさまざまな要素がからんで、まさに大千秋楽の名にふさわしく“笑い”と“愛”に満ちたミステリーが繰り広げられていく。

◆“父娘”が万感のコメント

ファイナルを迎えるにあたって、伊東は「27本やってきたなんて、あらためて考えるとスゴイことだね。でも20年たったなんてとても思えない! 1作目の伊勢志摩ロケが、ついこのあいだのようです。もちろん当時はこんなに長く続くシリーズになるとは思ってもいませんでしたよ」と、シリーズの歴史を回顧。

また、「みなさんがこの作品を愛してくださったとしたら、私とみっちゃん(=羽田美智子)が本当の親子みたいに見えたからじゃないですかね。鴨志田はみっちゃん演じる真実に責められてばかりなんですよ。でも何を言われても、私は実生活では娘がいませんので、撮影中だけでも娘がいるって楽しいなと思いながら20年やってきました。いや、娘っていうのはうれしいですよね。これ、息子だったらかなり飽きてましたね(笑)」とジョークを交えながら、羽田という“娘”がいたからこそ27作を重ねることができたと感謝を口にしていた。

伊東を芸能界の父と慕う羽田も、「真実はお父さんがすごく好きなんですよね。だからこそ、ツンデレになってしまう…。そのバランスは本数を重ねても変えたくないなと考えてきました」と伊東へのリスペクトをにじませながら、役柄に込めた思いを告白。

続いて、「ファイナルという言葉には寂しさを感じますが、スタッフ・キャストみんなで“せーの”で飛び立った作品がキレイに着陸できるのは喜ばしいことだなと思っています」と大千秋楽を迎える心境を明かし、「ドラマはファイナルかもしれませんが、登場人物たちはずっと生きています。“別れ”ではなく一回、着地して新たな人生がはじまっていく…そんな素敵なおはなしになっていると思います」と最後の作品のみどころを語っていた。

◆盟友・三宅裕司が満を持して参戦!

今回はファイナル作品とあって、娘の真実役・羽田美智子はもちろんのこと、父娘の大家でもある弁護士・姉小路行人役の石井正則、鴨志田を何かと手助けしてきた弁護士・武井昭一役の正名僕蔵、東王子署刑事課係長・工藤潔役の飯田基祐、行人の“横浜の叔母様”こと三浦由紀子役の田島令子、東王子署刑事課長・坂下純次役の小倉久寛らおなじみの豪華レギュラー陣が総結集。

さらには、物語のカギを握る建設会社社長・栗山喜一郎役で三宅裕司がゲスト出演する。

伝説のコントバラエティ『いい加減にします!』(日本テレビ/1984年〜1985年)をはじめ、コントライブや舞台『伊東四朗一座』『熱海五郎一座』で長年伊東と共演してきた三宅が息のあった演技を披露する。

実は、伊東と相性抜群の三宅にはこれまで幾度かゲスト出演のオファーをするもスケジュールが合わず、今回まさに満を持しての登場。

三宅は「何度もお話をいただいていて、ついに実現してうれしかったです。最終回ということで大変光栄でした」と大喜びで、「伊東さんは待ちのときは目を閉じていて寝てるのかなと思うと、“本番!”の声でバチッとスイッチが入る。86歳とは思えません」と伊東のスゴさを語り、「鴨志田の最後の見事な推理と伊東さんを中心になんともいえない温かいチームワーク。みなさんも一緒に推理しながら楽しんでください」と呼びかけた。