日本航空(JAL)は、ボーイング767-300ER型機を改修した貨物専用機の運航を、2024年2月から開始する。年度内の就航を予定していたものの、具体的な時期が明らかになったのは初めて。

2024年問題を受け、国内航空輸送の役割拡大や、貨物郵便事業のさらなる成長を見込んで自社による貨物専用機の運航を決めた。3機を順次導入し、東アジアを中心とした国際線に投入する。 将来的には国内線でも運航することで機材の稼働率を高め、貨物積載率の最大化を図るほか、顧客ニーズに応じてチャーター便や臨時便も設定する。貨物専用機の導入は13年ぶり。

ボーイング767-300ER型機には、上部貨物室に32トン(パレット24台)、下部貨物室に16トン(パレット3台とコンテナ9台)を積載できる。

JALとヤマトホールディングスは、首都圏の北海道、九州、沖縄を結ぶ貨物専用機を運航する。エアバスA321ceoを旅客機から貨物機へ改修した初号機は、きょう11月6日朝に成田空港に到着している。