ベンチでひと悶着あったようだ photo/Getty Images

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UEFAチャンピオンズリーグ第3戦が行われ、ドイツのウニオン・ベルリンは0-1でナポリに敗れ、リーグ戦を含む公式戦9連敗を喫した。

独メディア『kicker』はこの試合で、途中交代で下がったFWダヴィド・ダトロ・フォファナがフィッシャー監督との握手を拒否したことを報じている。

問題の場面は70分、ウニオン・ベルリンが失点した直後だ。70分、ケビン・ベーレンスとの交代を命じられ、ベンチに戻るフォファナにフィッシャー監督が手を差し出すもフォファナは下を向いたまま握手を拒否。中継映像でもこの様子は流れた。

また、同メディアはウニオン・ベルリンが有名選手を多く獲得したことで、チームの編成がうまくいっていないのではないかと指摘している。

確かにウニオン・ベルリンは今夏の移籍市場では活発だった。ユヴェントスからベテランDFレオナルド・ボヌッチを、モナコからFWケビン・フォラントを獲得するなど、積極的に動いた。前述のフォファナも新加入選手の一人だ。

長く下位カテゴリーを主戦場としていたウニオン・ベルリン。トップディビジョンに昇格したのは、19-20シーズンとわずか4年前だ。昇格初年度を11位で終え残留を果たすと、その翌年には7位で終えて新設されたUEFAカンファレンスリーグ出場権を獲得。快進撃は止まらず21-22シーズンには5位でフィニッシュしヨーロッパリーグ出場権を、そして昨季は4位で終えてチャンピオンズリーグへの切符を手に入れたのだ。

順調にステップアップを果たし、今季は最高峰のチャンピオンズリーグを戦っているウニオン・ベルリン。しかしその“夢の舞台”を見据えた補強が、9連敗という状況を招いてしまったのだろうか。