田原総一朗氏(2017年撮影)

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ジャーナリストの田原総一朗氏が2023年10月22日にX(旧ツイッター)を更新。20日深夜に放送された「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の討論中に突然激高したことについて反省の意を示した。

共演者「『うるさい』とかいう言い方駄目ですよ」

問題となったのは、与野党の国会議員が出席し、「与野党大激論!これでいいのか?!日本の政治」というテーマで討論していた「朝まで生テレビ!」の一幕。パネリストの玉木雄一郎・国民民主党代表が、エネルギー資源が少ない日本では技術力を上げる必要があるといった趣旨の話をしていたところ、司会者である田原氏が一瞬遮り、「具体的に何?」と指摘した。

これを受け、玉木氏が改めて、政府が日本の大学の研究開発予算を減らしていると説明。年金・医療・介護に回されているといい、「日本からイノベーションもノーベル賞も全く出てこなくなりますよ」と訴えていると、田原氏が「そういう難しいことは...」と苦言を呈した。

しかし、玉木氏がその後も話を続けようとすると、田原氏は「うるさい! 黙れ!」と突然激高。それでも話を続ける玉木氏に「黙れ!」と怒りをあらわにしていたが、スタジオからも「そういう『うるさい』とかいう言い方駄目ですよ」と田原氏をたしなめる声が上がっていた。

田原氏「じっくり聴かなくてはいけないです」

この一幕はインターネット上で多くの批判の声を集めた。田原氏のX(ツイッター)に「暴言を吐くことは、司会者として、また討論という論理的なやりとりをする場において相応しい対応だったのか、ぜひご本人の見解をご教示いただきたいです」と直接苦言を呈すユーザーもいた。

これを受け、田原氏はXで「ご視聴ありがとうございます。おっしゃる通りです。話しをじっくり聴かなくてはいけないです。心から反省してます」とし、「ご指摘感謝致します」と視聴者への感謝をつづっていた。

「反省されたのなら同じ間違いをされぬ様宜しくお願い致します」という声が寄せられると、田原氏は「ありがとうございます。鳥越俊太郎さんから、ジャーナリストは人の話しを聴けないといけないから補聴器入れた方がいいよ、と言われた事を改めて思い出しました。話しを聴いてこそですね」と投稿していた。