前田敦子『彼女たちの犯罪』難役を見事に演じて話題に!出演作が相次ぐ女優としての魅力

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9月21日に最終回を迎えた読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『彼女たちの犯罪』に出演した前田敦子。思いもよらない過去を抱えている孤独な専業主婦役を演じ、話題を呼んだ。本記事では、同作での前田の演技とその反響に触れつつ、彼女の女優としての魅力を紐解きたい。

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AKB48時代から女優業に挑戦し、映画『もしドラ〜もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら〜』では、「第35回日本アカデミー賞 話題賞(俳優部門)」を受賞した前田。卒業後もその活躍は留まることなく、2023年は『育休刑事』(NHK)や『季節のない街』(Disney+独占配信)などのドラマに立て続けに出演している。

今年春クールのドラマ『かしましめし』(テレビ東京系)では、上司からのパワハラで心が折れて退職し、気分転換の方法としての“料理”に活路を見出したデザイナーの女性・小田千春役を好演。私生活では1児の母でもある前田だが、料理シーンなどで見せる日常に溶け込むような自然な演技に注目が集まった。

そんな彼女の演技力が遺憾なく発揮されたのが、ドラマ『彼女たちの犯罪』ではないだろうか。同作は3人の女性たちがそれぞれに思い描く“普通の幸せ”を渇望したことで発生してしまった犯罪を主軸としたスリリングサスペンス。前田は、ハイスペックな医師と結婚して何不自由ない暮らしを送るも、夫から使用人のような扱いを受ける孤独な専業主婦・神野由香里役を演じた。ストーリーの終盤では、由香里が「私は本当の私じゃないんです、もうずっと昔から」と告白し、彼女が本来の“由香里”に成り代わっていた、戸籍のない女性“アイ”だということが判明するという衝撃的な展開が描かれた。

前田は作中で“由香里”と“アイ”を繊細に演じ分け、試聴者からは「アイとして過去を告白する時と表情の作り方や声の出し方が全然違くて鳥肌もんだった」「2役を演じきってたのが凄い」「演じ分けがすごく良かった」といった称賛の声が寄せられている。公式サイトで公開されているレポートでは、前田はクランクアップ時に“参加できて良かったと思えるそんな素敵な作品”と語っていたことが明かされており、こうした難しい役柄を演じることは、女優として経験豊富な彼女にとっても大きな挑戦となったのではないだろうか。

アイドル時代から多彩な作品に出演してきた経験を活かし、作品の世界を彩るような幅の広い演技で、存在感を示している前田。彼女の女優としての今後の活躍に、ぜひ注目してみてはいかがだろうか。