今季「胸スポンサーがない」5つの欧州名門チーム
欧州各国の2023-24シーズン開幕から1か月ほどが経過した。
しかし現時点でユニフォームの胸部分にスポンサー企業のロゴマークが無く、空白地帯となっている名門チームが存在する。
ここでは、そんな5つのチームをご紹介しよう。
ボルドー
ジロンダン・ボルドー 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム
クラブ創設から142周年を迎えたフランスの名門ボルドー。今季も引き続き2部リーグを戦うが、昨シーズン同様に胸部のメインスポンサーは現時点で現れていない。
昨季は鎖骨スポンサーだった2社は、今季ユニでは胸のV字下面に位置を変更という珍しいスタイル。
ラツィオ
ラツィオ 2023-24 Mizuno ホーム ユニフォーム
ラツィオは仮想通貨サービス「BINANCE」との契約が昨季で終了し、今季はここまで胸ロゴ無しの状態に。もっとも、近年は胸ロゴも付いたり付かなかったりと安定しない状況が続いているので、それほど違和感はないかもしれない。
現在のラツィオはキットサプライヤーが日本のMizunoで、さらに今季からは日本代表MF鎌田大地が所属。胸に日本企業のロゴマークが付いたとしても不思議ではない。
ローマ
ローマ 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム
ローマは昨季の終盤で仮想通貨「digitalbits」との契約を解消。リーグ佳境に胸スポンサーが消失という異例の事態となった。そこで企業ロゴの代わりに登場したのが「SPQR」だ。
これは“Senatus Populusque Romanus”の4文字をとったもので、意味は「元老院とローマの市民」。古代ローマ時代から伝わるもので、ローマの主権者が誰であるかを明確に示した言葉だという。
今季は「digitalbits」に変わるパートナーとして幾つかの企業名が噂に上ったが、現時点では今も「SPQR」を付けている。
グラスホッパー
グラスホッパー 2023-24 Capelli ホーム ユニフォーム
瀬古歩夢が所属するスイスの名門グラスホッパーは、胸スポンサーロゴ無しで今季がスタート。昨季は中国の時計ブランド「Tianjin Seagull(天津海鸥)」をパートナーに迎えていたが、1年で関係は終了となっていた。
なお、カップ戦のユニフォームについては胸スポンサーが決まったため、胸ロゴ無しはリーグ戦用のみとなる。
チェルシー
チェルシー 2023-24 Nike ホーム ユニフォーム
チェルシーはファンにも不評だった「3」のロゴマークを持つ通信会社「Three」との契約が終了。ところが様々な要因があり、現時点で胸に新たなスポンサー企業のロゴが付いていない。名門クラブが異例の事態である。
もっとも、近日中にアメリカのスポーツ関連企業「Infinite Athlete」との契約が正式発表される可能性が高い。諸手続きが順調に進めば、胸ロゴ無しのユニフォームとはそう遠くないうちにお別れとなりそうだ。
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なお、「Infinite Athlete」との契約は1シーズンのみとなる様子。24-25シーズンからはサウジアラビアの新興航空会社「Riyadh Air(リヤド航空)」と契約する可能性が高まっている。
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