40代からは化粧水代わりの「シートマスク」を。時短&効果を高める使い方
肌が前向きになれば自己肯定感だって上がる! 40代からの肌と気持ちが変わる具体的なテクを、ヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさんがわかりやすく指南します。今回は「シートマスク・美容液・クリーム」の正しいつけ方を教えてくれました。
【シートマスク】化粧水タイプを日常使いして
デイリーケアにぴったりなのが、化粧水代わりになるローションタイプのシートマスク。「ティッシュのように1枚ずつ取り出せる薄手のマスクはコスパがよく、顔につけたままほかの作業ができてタイパも抜群」
●(1) シートの上半分をピンとのばしてはる
シートマスクを取り出したら上側を持ち、ピンとはるように広げます。まずは生え際とシートの上端を合わせて額にはります。この時点で下側はダラーンとした状態で大丈夫。
●(2) 引き上げるようにして下半分をはる
顔の下半分にシートを密着させます。シートの斜め下あたりを持ち、フェイスラインをリフトアップさせるように引き上げながらはるのがポイント。
●(3) にじみ出た化粧水を目元になじませる
シートを上から押さえて顔に密着させます。さらにシートからにじみ出た化粧水を目元になじませて細部まで保湿を。ときどきシートの状態を確認し、乾く手前ではがします。
●おすすめシートマスク
ルルルン プレシャスGREEN(バランス)
厳選した美容成分配合のエッセンスをたっぷり含んだシートが肌に密着。ゆらぎやすい大人の肌バランスを整えます。
・32枚 \1980(Dr.ルルルン)
VC100エッセンスローションEXフェイスマスク
高浸透ビタミンCをはじめ話題のナイアシンアミドを配合。濃密なとろみで乾いた肌を密封し、なめらかなツヤ肌へ。
・20枚 \2640(ドクターシーラボ)
【美容液】保湿だけで補えない悩みにアプローチ
基本の保湿は化粧水やクリームでいいけれど、肌悩みが気になるときは美容液を追加して。「美容液は保湿に加えて肌に栄養を与えるもの。シミなら美白美容液、シワならリンクル美容液と、悩みごとに投入を」
●(1) 額、両頬、あごに4点置きして粗塗り
ムラ塗りを防ぐ意味からも、美容液を額、両頬、あごの4カ所にざっくりと置き、指の腹を使ってさっと全体に広げます。肌摩擦が起きないよう優しい力でのばすのがコツ。
●(2) プレスして浸透させたら厚みを均一になじませる
気になる部分には重ね塗りしたら、手のひらで肌をプレスしてじっくりと入れ込んで。美容液の浸透を助けるだけでなく、厚みが均一になり、くまなく広げる効果も狙えます。
【ポイント】効かせたい場所に届けるイメージで
シミ美容液なら頬の高い部分、シワ対策ならほうれい線など、「悩みポイント」に効かせるイメージで摩擦が起きないよう優しくプレス。
●おすすめ美容液
エリクシール スポットクリアセラムWT
シミが増え続ける環境に着目し、3つの有効成分を配合。シミをケアしながら純粋レチノールを届けてワンランク上の肌に。
・〈医薬部外品〉22g \4950〈価格は編集部調べ〉(エリクシール)
キュレル シミ・ソバカス予防ケア 美容液
高浸透性処方を採用することでシミ・ソバカスに効果的にアプローチ。バリア機能が弱りがちな肌にもうれしい低刺激性。
・〈医薬部外品〉30g \3850〈価格は編集部調べ〉(花王)
【クリーム】うるおいをラッピングして刺激からバリア
クリームは、乾燥しやすい大人世代の味方。「肌をラッピングして、環境に左右されやすい肌を外的刺激から守る役割も。ジェル状などさらりと塗れるテクスチャーのものも増えたので、夏でも積極的に使用して」
●(1) “なると状”に4点置きしてクレープのように広げる
クリームをたっぷりめにとり、額、両頬、あごにグルグルと“なると状”に置いて。それを、クレープを広げていくイメージで円盤状に薄くのばしましょう。ムラづきと摩擦を防ぎます。
【ポイント】“面”を広げる意識で塗り広げると摩擦レス!
塗るときは、小さな「なると」を大きくて薄い「クレープ」にするイメージで。“面”を意識して広げることで摩擦を軽減できます。
●(2) 余ったクリームを細部につける
手に残ったクリームは、目元やまぶた、鼻、鼻下など細かい部分まで丁寧になじませます。生え際などは塗り残しやすいので、すみずみまでしっかりと。
●おすすめクリーム
オルビスユー ジェルモイスチャライザー
肌の基礎体力に着目した独自のうるおい成分を配合。年齢を重ねた肌のために生まれた、高密度の水感ジェルクリーム。
・〈医薬部外品〉50g \3300(オルビス)
トランシーノ 薬用ホワイトニングリペアクリームEX
まるで“塗るマスク”のようなジェル状のナイトクリーム。乾燥した肌に密着し、ひと晩かけてシミ&うるおいケア。
・〈医薬部外品〉35g \4400〈価格は編集部調べ〉(第一三共ヘルスケア)