20日、明治安田生命J3リーグ第23節のFC大阪vs奈良クラブが東大阪市花園ラグビー場で行われ、アウェイの奈良が0-1で勝利を収めた。

日本フットボールリーグ(JFL)時代からしのぎを削るFC大阪と奈良。両者とも今シーズンからJ3参入を果たしたなか、今季最初の対戦となった第10節では、昨季JFL王者の奈良がホームで昨季2位のFC大阪に0-1と敗れている。

今季ここまでの戦いぶりに目を移すと、開幕直後に一時首位にも立った奈良が直近5試合未勝利と少しずつ順位を下げ、尻すぼみ感が拭えない印象。一方、開幕直後の苦しい戦いを乗り越えたFC大阪は直近11試合無敗としぶとい戦いを披露している。

それでも今季2度目の生駒山ダービーで先にスコアを動かしたのは奈良。35分、中島賢星が左CKでインスイングのクロスを送ると、FC大阪はニアポストにいた身長185cmの山本宗太郎を警戒しておらずフリーに。山本はゴール正面から難なくヘディングシュートを叩き込んだ。

1点を追うFC大阪は68分、J1通算244試合出場を誇る34歳の松浦拓哉を投入。昨季限りで横浜FCを退団して半年以上無所属だった松浦は今月に入ってFC大阪の一員に。自身初となるJ3のピッチに降り立った。

しかし、FC大阪は最後まで1点が遠く、ホームで0-1と悔しい敗戦に。勝利すれば4位浮上となる一戦を落とし、12試合ぶりの黒星となった。

勝利した奈良にとっては、前半戦のリベンジ達成と同時に6試合ぶりの白星となった。

◆明治安田生命J3リーグ第23節

8/20(日)

FC大阪 0-1 奈良クラブ

8/19(土)

いわてグルージャ盛岡 2-2 愛媛FC

SC相模原 2-1 Y.S.C.C.横浜

ギラヴァンツ北九州 0-1 FC琉球

ヴァンラーレ八戸 2-3 アスルクラロ沼津

福島ユナイテッドFC 1-0 カターレ富山

ガイナーレ鳥取 2-0 テゲバジャーロ宮崎

カマタマーレ讃岐 1-0 FC今治

鹿児島ユナイテッドFC 0-2 松本山雅FC

AC長野パルセイロ 1-5 FC岐阜