東芝の本気が見える、Aurexからカセット付きBluetoothスピーカーなど発売
東芝エルイートレーディングは、オーディオブランド「Aurex(オーレックス)」から、カセット付きワイヤレススピーカー「AX-R10/AX-R10C」「AX-T10」2機種と、ワイヤレスカセットプレーヤー「AX-W10/AX-W10C」1機種を発表。7月下旬から発売します。
Aurexは、ブランドスローガンを「心、躍る。」としたほか、ロゴマークも刷新するなど、誕生50周年を機にリブランディングを実施。Aurexに親しみのない若年層にも共感されるブランドにすることを目標に掲げ、登場したのが今回の新製品です。
新製品はカセットテープに注目し、曲線的なデザインを採用。また、操作ボタンをシンプルでカラートーンを抑えたピクトグラムに変更したことで、ノイズレスなデザインにしたとしています。
AX-R10/AX-R10Cは、室内で音楽を聴くスタイルをイメージし、6Wのモノラルスピーカーとパッシブラジエーターを側面に配置。迫力のある重低音と良質な中高音を再現したそうです。スマホと接続してBluetoothスピーカーとして使えるほか、手持ちのBluetoothイヤホンにカセット音源を送信して楽しめます。
AX-T10は、屋外でアクティブに音楽を聴くスタイルをイメージしたスピーカー。5W+5Wのスピーカーを左右に配置したうえ、背面に大型のパッシブラジエーターを搭載し、音源をパワフルに再生してくれます。また、本体正面のフレーム内側には、LEDライトを搭載。7色に変化する光で空間の雰囲気を盛り上げるとしています。このほか、Bluetooth送受信も可能なので、AX-R10/AX-R10C同様の使い方ができます。
バッテリーは両機種ともに2000mAhで、充電は約2.5時間。カセットテープの推奨はノーマルカセットC60です。
AX-W10/AX-W10Cは、1980年代に展開していたポータブルカセットプレーヤー「Walky」を、現代風にアレンジしたワイヤレスカセットプレーヤーです。外観デザインにもこだわったとしており、AX-W10はカセット窓を小さくし、AX-W10Cはカセット窓を大きく露出させクリアなデザインを採用しています。加えて、スライドスイッチで操作できるバーチャルサラウンド機能を搭載。複数のスピーカーで再生したような音響効果を実現し、音場の広がりを豊かに再現するそうです。
電源はUSB Type-C経由のDC5Vのほか、単3形乾電池×2本。また、3.5mmのステレオミニジャックを搭載しています。カセットテープの推奨はほか2機種と同じです。
店頭想定価格はAX-R10/AX-R10CおよびAX-T10が1万5000円前後(税込)、AX-W10/AX-W10Cが8000円前後(税込)。
ロゴを刷新するなどで、本気度が伺える製品。最近ではカセットテープの盛り上がりもあり、ターゲットとしている若年層にどこまで食い込めるか注目したいところです。