子どもの“夏休み”に対する不安 2位「学力低下」を上回った1位は? 中学生の保護者1000人回答
多くの学校では、間もなく夏休みを迎えます。個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパン(東京都新宿区)が、「中学生の夏休みの過ごし方に関する意識・実態調査」を実施し、その結果を公表しました。
調査は、5月11日から同月16日にかけて、中学生の保護者1000人を対象に実施しました。
まず、夏休み中の子どものルールについて複数回答可で質問したところ、最も多かったのは「ゲームプレイ時間の制限」(32.3%)で、次いで「スマホ利用時間の制限」(31.1%)、同率で「起床就寝時間の設定」(29.4%)、「学習時間の設定」(29.4%)が並ぶ結果となりました。
次に夏休みの過ごし方について質問したところ、「計画通りに過ごしている」が12.1%、「どちらかというと計画通りに過ごしている」が31.0%と、計画通りに過ごしていると回答した人が4割に達しました。一方、「計画を立てていない」(16.4%)と回答した人もいました。
夏休み中の1日の平均学習時間については、「1時間以上2時間未満」(27.8%)が最も多く、次いで「2時間以上3時間未満」(19.4%)、「1時間未満」(16.2%)と続きました。
一方、今年の夏休みに子どもにどの程度、勉強してほしいかを聞くと、最も多かったのは「2時間以上3時間未満」(24.8%)で、次いで「1時間以上2時間未満」(22.8%)、「3時間以上4時間未満」(16.8%)と続きました。子どもと親とで、勉強に対する意識に差があるのが分かります。
子どもが夏休みに塾に通う予定があるかを聞くと、「通塾する予定がある」(33.0%)、「どちらかというと通塾する予定がある」(14.8%)と、塾に通う予定があると答えた人が半数近くを占めました。
子どもの夏休みの過ごし方について、親はどのような不安を抱えているのでしょうか。複数回答可で聞いたところ、最も多かったのは「生活リズムの乱れ」(54.3%)で、次いで「学力低下」(34.8%)、「経済的な負担」(19.1%)と続きました。また、2割程度の人が「特に不安はない」(18.6%)と答えました。
子どもが外出する時にマスクの着用を推奨するか質問したところ、「推奨する」(20.8%)、「どちらかというと推奨する」(30.9%)、「どちらでもない」(32.1%)、「推奨しない」(8.3%)、「どちらかというと推奨しない」(7.9%)という結果となり、推奨する人が半数以上を占めました。
最後に、夏休み中に子どもに対してストレスを感じることがあるかを聞くと、「ストレスを感じる」(16.0%)、「どちらかというとストレスを感じる」(34.1%)、「どちらかというとストレスは感じない」(26.4%)、「ストレスは感じない」(21.1%)、「答えたくない」(2.4%)という結果となり、半数程度の人が子どもにストレスを感じることが分かりました。