ここでしか見られない光景でしょうね!

2プランが新設

 那覇空港内にある「MRO Japan」の格納庫見学に、2つの特別プランが新設されます。同社は、特定の航空会社の整備を担うのではなく、さまざまな航空会社から整備や修理などを引き受ける国内唯一のスタイルの企業で、タイミング次第では、航空会社の旅客機の整備作業を間近に見ることができるのが魅力です。


那覇空港の「MRO Japan」格納庫(乗りものニュース編集部撮影)。

 1つ目のプランは、2023年7月21日から8月末までの毎週土曜・日曜・祝日に行われる「夏休み企画」。子どもの自由研究にぴったりのプランとのことで、格納庫見学に加え、見学ノートのご用意やライフベストを膨らます体験が追加されます。ツアー代金は8000円です。

 2つ目のプランは、9月1日から9月末までの毎週土曜・日曜・祝日に行われる「飛行機・写真好きの方へのおすすめ企画」。飛行機・写真愛好家に向けた特別プランとなり、リニューアル塗装後のトーイング車の写真撮影時間の設定や、整備機材の写真撮影時間を多く準備するほか、通常は立ち入れないエリアから機体を撮影できるとのこと。こちらもツアー代金は8000円です。

 なおこのほか、平日水曜日から金曜日には、通常の格納庫見学プランも継続実施されるとのことです。ここではスタッフによる施設や整備に関する説明のもと、小型機から中・大型機まで最大4機が入る格納庫内での機体や機体整備の見学、航空機部品・整備工具に触れられる体験ができるとのことです。

 MRO Japanでは、ANA(全日空)グループのANA X・ANA あきんどと連携し、航空整備事業の認知拡大を目的に、2022年4月より機体整備工場見学ツアーを実施しており、今回の新プランはこれを発展させた形です。MRO Japanは「特別プランを新設することで、引き続き沖縄県への誘客拡大や県内航空関連産業のさらなる発展を通じた地域創生を目指してまいります」としています。