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2022年度駅別乗降人員 トップ10に変化

 2023年7月7日、JR東日本は2022年度における管内各駅の乗車人員を発表しました。今回はトップ3に変動が起こっています。


新宿駅のラッシュ(画像:写真AC)。

 1位は、世界一のマンモス駅として知られる不動の「新宿」、1日平均の乗車人員は60万2558人(定期外・定期合計。以下同)で、前年度から15.4%アップとなりました。2位は「池袋」で45万8791人。こちらは前年度比12.6%増です。

 そして3位に入ったのが「東京」です。前年度増22.7%と大幅アップで34万6658人となり、前年3位の「横浜」34万536人を僅差で下し、2019年度ぶりの3位浮上となりました。

 以下、トップ10は5位「渋谷」、6位「品川」、7位「大宮」、8位「新橋」、9位「秋葉原」、10位「北千住」と続きます。新橋、秋葉原がそれぞれ大きく順位を上げ(前年度比15%以上増)、前年8位の北千住を下しました。

 コロナ禍の2021年度と比べ、ベスト100の駅は全て前年度より増加となりましたが、なかでも増加幅が大きかったのは、都心のビジネス街を有する駅と言えそうです。東京駅が2020年度に4位へ陥落したときは、前年度比41.4%減と大ダメージをくらいましたが、需要の回復に伴い利用者増につながっていると見られます。

 とはいえ、コロナ前の水準には回復していません。1位新宿の乗車人員は、2019年度に77万5386人ありました。その頃と比べ、1日あたり17万人以上、乗車人員が減っています。