金沢のスーパー一般道「山側環状」8月に一部4車線化 金沢森本IC付近の立体区間 ノロノロ解消なるか
新しいトンネルもフル供用されます!
金沢の立体道路4車線化へ
国土交通省 金沢河川国道事務所は2023年7月5日、金沢市の「山側環状」と通称される国道159号「金沢東部環状道路(山側幹線)」の一部区間について、8月11日(金)に4車線化すると発表しました。
山側環状の月浦町IC付近。暫定2車線区間はボトルネックとなっていた(画像:金沢河川国道事務所)。
北陸道の金沢森本ICに接続する月浦町ICから南へ、神谷内町ICまでの1.8kmが4車線化されます。この区間では1本のトンネルを対面通行で使っていました。並行して新しいトンネルが5月に完成し、先行して上下線を分離しての2車線運用を開始しており、今回、いよいよ4車線供用となります。
金沢の外縁部を1周する幹線道路として計画されている外環状道路は、国道8号を境に「山側幹線(山側環状)」「海側幹線(海側環状)」に分けられ、山側環状は2006(平成18)年に全線開通済み。そのうち今回の区間含む9.4kmは信号のない立体道路です。暫定2車線区間では、朝の通勤時間帯などに著しく車速が低下し、渋滞が発生していましたが、その解消が期待されるといいます。
一方の海側環状は、2022年11月に3.2kmの区間が新規開通したばかり。計画区間の全線開通には至らないものの、これにより海側環状と山側環状が国道8号を介して一応つながり、外環状道路のルートを1周できるようになっています。