現級突破の力を秘めるスーリールダンジュ(昨年7月撮影、ユーザー提供:Taikiさん)

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 函館10Rの立待岬特別(3歳上・2勝クラス・芝1200m)はスーリールダンジュ(牝4、栗東・中内田充正厩舎)の巻き返しに期待したい。

 注目は前々走の1勝クラス勝ちだ。中団からジワジワ伸びて、着差以上の完勝。何より2着馬が2勝クラス、8着馬と9着馬が3勝クラスまで出世しているように、ローカル開催とは思えないハイレベル戦だった。ならば、勝ったスーリールダンジュも現級で壁に当たるとは思えない。

 昇級戦の前走では1番人気に支持されながら6着に終わったが、敗因は不良馬場と明白。外を回した馬が上位を占める中、終始内を回して勝ち馬から0秒3差なら、決して悲観する内容ではなかった。未勝利勝ちの実績がある函館に替わり、良馬場も見込める今回、力通りに走ればアッサリまであるはずだ。