NHKマイルCを制したシャンパンカラーと内田博幸騎手(撮影:下野雄規)

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 2023年も6月が終わり、中央競馬の開催も半分が終了。WIN5は1月5日から6月25日まで合計27回発売された。

 その内、一番の高額払い戻しとなったのは5月7日、NHKマイルCが開催された日の7531万3210円。東京10レースのメトロポリタンSで9番人気のグランオフィシエが来た以外は人気どころの勝利が続いていたが、最後の対象レースとなったNHKマイルCで9番人気のシャンパンカラーがV。的中票数は6票となり、52歳・内田博幸騎手の5年ぶりのGI勝ちが驚きの結果を生み出した。

 次いでオークスが開催された5月21日も高額配当となった。オークスこそ単勝1.4倍で圧倒的1番人気のリバティアイランドが制したが、東京10RフリーウェイSを15番人気(125.1倍)のペイシャフェスタが制するなど、そのほかのレースで一番人気の勝利はなし。的中票数は12票で4219万5310円の払い戻しだった。

 その他、1000万円を超えたのは1月8日(シンザン記念)、1月9日(フェアリーS)、3月5日(弥生賞ディープインパクト記念)、3月26日(高松宮記念)。先に挙げた2例も含めて、6度大台を突破している。

 一方で払い戻しが低額だったのは1月29日、シルクロードSの日。同レースは2番人気のナムラクレア、東京メインとなった根岸Sはレモンポップが制するなど1番人気が3勝、2番人気が2勝と全レースが順当な結果となり的中票数は17,191票。2万9690円という結果だった。

 また、面白い結果となったのが3番目に低かった4月16日。この日は皐月賞が開催され、2番人気のソールオリエンスが勝利。そのほかのレースも1番人気2勝、2番人気2勝と荒れることなく全レースを終えた。

 皐月賞自体は6頭が10倍を切る混戦模様のオッズとなったが、的中票数は9,734で払い戻しは5万2000円。人気が割れる中、多くのファンがソールオリエンスに票を投じていたことをうかがわせた。なおこの上半期、WIN5の特徴でもあるキャリーオーバーは一度も発生しなかった。

 ちなみに、WIN5の歴代最高払い戻しは2021年3月14日の5億5444万6060円。この日はデアリングタクトが1.4倍と圧倒的1番人気となった金鯱賞で、10頭立て10番人気のギベオンが勝利するなど大荒れ。的中票数はわずか1票だった。最低払い戻しは18年10月8日(京都大賞典)の6050円となっている。

 宝くじにも負けない高配当獲得のチャンスともなるWIN5。キャリーオーバーもあるだけに、下半期もその動きから目が離せない。