ラジオNIKEEI賞に出走予定のウヴァロヴァイト(撮影:小金井邦祥)

写真拡大

 今週の日曜日は、福島競馬場でラジオNIKEEI賞(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年では、ハンデ51キロ以下馬が[0-0-0-17]と大苦戦しています。一方、52~53キロ馬は[1-4-5-40]で、54~55キロ馬が[7-6-4-41]。また、56キロ以上馬が[2-0-1-18]と実績ほどの成績を残せていないため、ハンデ54~55キロ馬に注目するのがセオリーでした。

 ただし今年から基礎斤量が1キロ増えたことを考えると、好走ゾーンが55~56キロにシフトする可能性も。そこで、どちらにも重なるハンデ55キロ馬を重視してみる手はありそうです。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走非重賞戦出走の牝馬[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬:アグラシアド、ウヴァロヴァイト
(過去の主な該当馬:20年パラスアテナ1人気4着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 過去10年で牝馬は[0-1-0-22]と苦戦を強いられている。そして唯一の連対馬は16年ダイワドレッサーで、その前走はGIのオークス。前走で非重賞戦出走の牝馬は強くは推せない。

 上位人気が予想されるウヴァロヴァイトが該当しました。

 出走馬中で2頭しかいない前走オープン特別勝ちの格上馬ですが、それによって斤量は55キロの実質トップハンデになっています。今年の狙い目と書いたハンデですが、ここは57キロとして扱うべきでしょう。そして、その前走をふくめ2勝はいずれも牝馬限定戦だったため、牡馬混合重賞好走のハードルは少し高そうです。

 重賞レースの参考として、是非お役立てください。