10番アレクサンダー=アーノルドの中盤起用、本人とサウスゲイト代表監督はこう思った
16日に行われたマルタとのEURO予選に0-4で勝利したイングランド代表。
負傷欠場したジュード・ベリンガムの代役として10番を背負ったトレント・アレクサンダー=アーノルドは中盤で起用された。
現在の主戦場はサイドバックだが、それ以前にはセンターハーフとしてプレーした経験もある。この日は4-3-3の右センターハーフとして起用されると、前半28分に圧巻のスーパーゴールを決めるなど活躍を見せた。
A stunner from Trent Alexander-Arnold 🤤#EQGOTT | @AlipayPlus pic.twitter.com/FL7f8pgMPv
— UEFA EURO 2024 (@EURO2024) June 16, 2023
試合後、本人とギャレス・サウスゲイト監督は、中盤での起用についてこう述べていた。
トレント・アレクサンダー=アーノルド
「楽しかったね。プレーするのは大好きだし、ピッチ上で国を代表することもね。
(今後も中盤でプレーするのかは)分からない。可能性はある。(中盤では)あまりプレーしていないけれど、快適さはある。自然な感じだね。
プレーしている自分を見ることができる場所だ。レギュラーになりたいし、今日はそれを築くためのいい土台になったね。
自分も様々なポジションで起用できる選手になりたい。プレーできるなら、どこでも構わないよ。プレーするポジションがどこであろうとも、ベストを尽くして、試合に勝てるようにする。
代表では監督が常に僕をチームに組み込む方法を探そうとしてくれていた。あのポジションの選手たちのクオリティ的にそれを見つけるのは難しかったんだ。
クラブサッカーでの役割は新しい道だと思う。まだ1試合だけなので時期尚早だけど、チャンスを貰ったらそれを掴むのが大事だ」
ギャレス・サウスゲイト監督
「必然的なことだが、起きることの多くは彼のクラブにやや依存することになるだろう。
彼がそこでプレーしていることが、あのポジションへの移行を一部助けているからだ。
以前はタッチライン際で目の前にプレーがある状態でボールを受けていたが、タイトなエリアでゴールに背を向けながらボールを受けることに慣れ始めている。
それを非常に快適にやっていたし、私は彼にはそれができると確信していた。彼はボールがないところでのニュアンスを学んでいるところだ。
彼はこのプロジェクトを楽しんでいるし、ワクワクしているよ。我々が出来ると思っていたことをまさにやってくれた。我々の中盤に違ったものをもたらしてくれる」
本人も指揮官も中盤でのプレーに手応えを感じたようだ。
元イングランド代表MFジョー・コールも「(アーノルドを“10番”の位置で)試したギャレス・サウスゲイト監督を嬉しく思う。今日は本当に機能していたし、さらによくなるだろう。トレントがボールを持って、パスを出すことは、ハリー・ケインと代表にとっていいことだ」と評価していた。
イングランドは20日に北マケドニアと対戦する。今後、ベリンガムが復帰したり、ハイレベルな相手になった場合にアーノルドの起用法がどうなるのかも注目だ。