8割以上が「値上げ」で生活に影響…値上げされて困った品目&支出削減の対策は? 1130人回答
ソーシャルレンディング事業を手掛けるLENDEX(東京都渋谷区)が、20代から60代の男女を対象に、「値上げ」に関する調査を実施し、その結果を公表しました。
7割以上がお金に対する意識的な変化を実感
調査は、4月11日から同月12日、20代から60代の男女計1130人を対象にネット上で実施しました。
「値上げにより生活に影響は出ましたか?」と質問したところ、「かなり影響が出た」(40.8%)、「少し影響が出た」(42.5%)で8割を占めました。多くの人が値上げによる影響を受けているのが分かります。
その影響について、「普段なら購入していた物を、今回はやめておこうと見送ることがあった」「全体的な支出が増えたため、娯楽を抑えるようになった」「生活が苦しくなり電気代も上がり困る」などのコメントが寄せられました。
次に、「値上げに乗じて、お金の使い方など、意識的な変化はありましたか?」と聞いたところ、「かなり変わった」(26.3%)、「少し変わった」(47.8%)と、7割以上の人が“変化があった”と回答しています。具体的な取り組みとして、「なるべく物を買わない、安いもので済ませる」「本当に必要かどうか考えてから購入するようになった」「安いものを意識して購入するようになりました」などのコメントが集まりました。
「値上げに対して、どのような対策を行っていますか?(複数回答可)」と質問しました。「ポイ活」(51.2%)が最も多く、次いで「光熱費の見直し」(30.4%)、「特に何もしていない」(24.3%)と続きました。
また、「支出を抑えるために行っていることがあれば教えてください(複数回答可)」と聞いたところ、「外食を控える」(47.4%)が最も多く、次いで「できるだけ安い物を買う」(46.4%)、「自炊をする」(40.7%)と続いています。食費の削減に取り組んでいる人が多いのが分かります。
「値上がりが続く中で、収入を今より増やす必要があると感じますか?」と聞くと、「かなり感じる」(40.3%)、「少し感じる」(40.6%)と8割以上の人が収入を増やす必要性を感じています。ただ、具体的な取り組みについては、「特になし」(47.3%)が最も多く、次いで「副業」(19.2%)、「投資」(18.9%)と続きました。
近年、食料品や光熱費などの値上げが相次いでいます。そこで、「2023年も値上げの傾向は増えていくと思いますか?」と聞いたところ、「非常にそう思う」(38.1%)、「そう思う」(47.9%)と、8割以上の人が“値上げ傾向が続く”と回答しています。
最後に、「値上げをされて特に困った品目(複数回答可)」を聞きました。「生鮮食品(野菜・果物・肉・魚など)」(69.5%)が最も多く、次いで「ティッシュ類(ティッシュペーパー・トイレットペーパーなど)」(35.2%)、「インスタント麺(カップ麺・インスタントラーメンなど)」(33.4%)という結果となりました。