運転する予定があるのに…

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 健康総合企業のタニタ(東京都板橋区)が、「飲酒運転に関する意識調査」を実施。その結果を発表しました。

社用車ドライバーは「お酒に強い」自負がある人多め?

 調査は2023年4月4日〜5日、全国の20〜69歳の社用車ドライバー(社用車を運転することがある人)でお酒を飲む習慣がある人を対象に実施。1000人から有効回答を得ています。

 まず、全回答者に「お酒を飲むときに、1回の飲酒でどのくらいの量を飲むことが多いか」を清酒に換算して聞いたところ、「1合未満」が35.3%、「1合〜2合未満」が36.3%、「2合〜3合未満」が15.1%、「3合以上」が13.3%となりました。1回で飲酒する量は、ビールであれば「中瓶(500ml)2本程度」までという人が多いようです。

 次に、「自分はお酒に強い方だと思うか」を聞いてみると、「非常にそう思う」が7.2%、「ややそう思う」が34.3%となり、合計した「そう思う(計)」は41.5%となりました。一方、「全くそう思わない」は18.9%、「あまりそう思わない」は39.6%で、合計した「そう思わない(計)」は58.5%という結果に。普段、仕事で車を運転している社用車ドライバーには、“飲める”体質だと自負している人が少なくないことがうかがえます。

「翌日に車を運転するのに、ついついお酒を飲み過ぎてしまうことはあるか」については、「よくある」が2.7%、「ときどきある」が19.3%、「1〜2回ある」が17.4%で、合計した「ある(計)」は39.4%に上りました。

 お酒の強さの自己認識別にみると、「ある(計)」の割合は、お酒に強いと思っている人では50.3%と、全体と比べて10.9ポイント高くなりました。お酒に強いと自負している人では、車を運転する予定があるにもかかわらず、お酒を飲み過ぎてしまう人が多いことが分かります。

 また、「翌日に車を運転するのに、ついついお酒を飲み過ぎてしまうことがある」394人に、「お酒を飲み過ぎてしまったのはどのようなときか」を聞くと、「友人・知人との飲み会」(45.4%)と「会社の忘年会・新年会」(43.7%)が特に高い割合を占める結果に。次いで「会社の歓送迎会」(31.2%)、「うれしいことやめでたいことがあったときの晩酌」(24.6%)、「その他の会社の飲み会」(19.8%)と続いています。