業務スーパーで販売されている『ひねポン』をご存じでしょうか。

ひねポンは「ひね鶏のポン酢かけ」の略称。兵庫県などの居酒屋でよく提供される、播州地方の名物料理なのだとか。炙った鶏肉の香ばしさとポン酢の爽やかな風味が絶妙なバランスで、特に酒の肴に向いているおいしさの冷凍惣菜ですよ。

『ひねポン』の価格・コスパは？

『ひねポン』は業務スーパーでは213円（税込、税抜198円）で販売中。内容量は100g。販売はヤマショウフーズ、製造はデリカ食品。

ひね鶏のポン酢かけの「ひね鶏」とは、卵を産み終わった親鶏のこと。若鶏に比べて硬めの肉質と濃いめの旨みが特徴です。一般スーパーではあまり見ない食材。『国産親鶏 甘辛てりやき味』（400g・297円）などの業スー品は存在しますが、こちらも最近は見かけない印象があります。

『ひねポン』の調理方法は？

パッケージに記載された調理方法によると、本品とは別に刻みねぎ（適量）と玉ねぎ（Lサイズ半玉程度）を用意。玉ねぎをスライスしたら解凍した本品をのせて、上から刻みねぎを散らすという食べ方がベターなようです。ちなみに本品は冷蔵庫に1〜2時間置くだけで解凍できます。急いで解凍したい場合は流水に当ててもOKですね。

『ひねポン』の味・食感は？

国産親鶏を細かく刻むことで、コリコリした硬い肉質でも食べやすく仕上げられています。ボリュームはいまいちながら、親鶏特有のしっかりした旨み、軽く炙られた香ばしさ、ポン酢とゆず果汁の爽やかさが合わさった、かなりクオリティの高いさっぱり濃厚テイストです。

ポン酢以外にもかつお節、昆布、煮干、しいたけの出汁で味付けしており、噛むほど複雑な旨みがじんわりしみ出す味わい。強烈な旨みと香りが広がったあと、後味は優しくキレるバランスです。お酒とも白米とも相性抜群で、業スー惣菜のなかで見ても上位に入るおいしさではないかと。

玉ねぎと刻みねぎを加えると、さっぱり感が増して料理としての完成度がアップしますが、面倒なら本品単体でつまんでも問題なし。そのままでも味付けは十分濃いので、丼にしてもOKです。食べ切りボリュームなので、気に入ったらまとめ買いもおすすめしたい優秀惣菜ですよ。

『ひねポン』のカロリーは？

カロリーも確認しておきましょう。

『ひねポン』の総カロリーは181kcal（脂質 10.9g、炭水化物 7.8g）。おつまみにする際の目安にしてみてください。