あなたの「勤務日のランチ代」は?

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 物価高や値上げの影響が続く昨今ですが、あなたの「勤務日のランチ代」はいくらくらいですか。福利厚生の食事補助サービス「Ticket Restaurant(チケットレストラン)」を提供するエデンレッドジャパン(東京都千代田区)が、「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」を実施。その結果を発表しました。

勤務日に使えるランチ代「減った」が約4割

 調査は2023年5月、まず全国の20〜50代の男女2088人を対象にスクリーニング調査を実施し、「経営者・役員除く一般社員」300人と、「役員含む経営者」「人事担当者」各150人(計300人)に本調査を行ったものです。

 一般社員300人に、「昨今の物価高や値上げにより、家計が苦しくなっていると感じるか」について聞いたところ、「昨年から苦しいと感じていたが、今年からさらに苦しく感じるようになった」と回答した人が42.7%で、全体の4割以上を占める結果に。「昨年から苦しいと感じていて、今年も同程度に苦しいと感じている人」(35.7%)を合わせると、約8割(78.4%)の人が「家計が厳しい」と感じていることが分かりました。長引く物価高・値上げが、より一層家計を圧迫していることがうかがえます。

「勤務日に使えるランチ代に変化があったか」を聞くと、「減った」が18.7%、「やや減った」が19.7%となり、約4割(38.3%)を占めました。これについて同社は、「前回調査(2022年9月実施)では33.7%であったことから、長引く物価高・値上げの影響で、食費節約の影響がより一層ランチ代に及んでいると考えられます」と分析しています。

 また、「ここ最近の勤務日のランチ代平均」は「400円」であることが明らかに。前回調査時のランチ代平均「436円」から大きくダウンしており、厳しいランチ事情が浮き彫りとなりました。

 調査結果を受けて、同社代表取締役の天野総太郎さんは「昨年から続く物価の上昇が、ビジネスパーソンの家計やランチ代にさらに大きな影響を及ぼしていることが明確に見て取れる結果となりました」「昨年から続く物価上昇はさらなる食費節約につながり、ランチ代の減少を招いています」とコメントを寄せています。