一生かけても使い切れないお金…どう使う?

写真拡大

 もし、「一生かけても使い切れないほどの大金」が手に入ったら、あなたなら何に使いますか。ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が運営するメディア「お金の使い方調査隊」が、「一生かけても使い切れないお金を手に入れたときの使い道」について調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。

「経済的な理由で諦めがち」な使い道が1位に

 調査は2023年4月、全国の男女を対象に、インターネットリサーチで実施。計500人(男性147人、女性353人)から有効回答を得たものです。なお、回答者の年代は、10代0.2%、20代17.8%、30代35.4%、40代28.2%、50代15.4%、60代以上3.0%となっています。

 3位は「寄付・社会貢献する」(133人)です。自分のためだけに使うのではなく、社会貢献したいという志のある人が多いようで、「寄付をしたり、社会福祉施設を建てる(20歳女性)」「一生かけて使えるくらいのお金を手元に残したら、残りを学術研究発展のため基金にして、若い研究者を育てたい(32歳女性)」「全国大会へ出場できるよう、母校の部活を支援する(45歳男性)」といったコメントが寄せられました。

 2位には「マイホームを購入する」(134人)がランクイン。「一軒家を建てたい。庭に大きな桜の木を植えて、池を作りたい(24歳女性)」「世界中に家を買う(35歳女性)」「家と別荘を購入(50歳男性)」など、「理想の家を建てたい・買いたい」と考える人が多いことがうかがえる結果に。国内外に複数の家を買い、季節や気分に合わせて移動する…なんてことも実現できそうです。

 そして、1位となったのは「旅行や趣味に使う」(178人)でした。「日本中を旅行してみたい(23歳男性)」「世界一周旅行です(33歳女性)」「推しのコンサート全国制覇(45歳女性)」といった声が寄せられました。旅行や趣味は、経済的な理由で諦めたり、優先順位を下げたりしがちなもの。そのため、「十分にお金があれば、思う存分趣味を楽しんだり、旅行したりしたい」と考える人が多いようです。

 調査結果を受けて、同社は「『自分のために我慢せずにお金を使う』という人も多かった一方、『社会貢献のために使いたい』という人もかなりの数いました」「お金だけで幸せになれるわけではありませんが、お金に困っている人や社会のために使えたら、やりがいや充実感を得られるでしょう」とコメントを寄せています。