「婚姻歴あり」は初婚の人より“成婚しやすい”? 男女1万人超の「成婚者データ」に見る“婚活のリアル”
婚活事業を複合展開するIBJ(東京都新宿区)が、同社の結婚相談所ネットワーク内で成婚した人のデータを分析。「成婚しやすさ」について結果を発表しました。
「子どもあり」の成婚しやすさも上昇傾向
分析に使用した実績データの対象は、同社の結婚相談所で成婚退会した男女1万1269人。一方、アンケートデータは2022年2月から3月にかけて、同社ネットワークで成婚した男女計1860人(男性867人、女性993人)から有効回答を得たものです。
同社によると、同調査における「成婚しやすさ」とは、活動会員数における各年代の比較を分母とし、成婚者における各年代の比率を分子として表したもの。100%が平均となり、100%を超えるほど「成婚しやすい」といえます。
まず、「婚姻歴」と成婚しやすさについて2018年と2022年を比較したところ、「再婚」の値が、男性は13.7ポイント、女性は15ポイント上昇しました。2022年は男女共に100%を超えており、初婚の人よりも成婚しやすいことが分かります。この結果について、同社は「『再婚』に対するマイナスイメージが緩和し、離婚や死別などにより再婚を希望する場合も、活動の障壁にはなりにくいといえるのではないでしょうか」と分析しています。
また、「子どもの有無」と成婚しやすさを2018年と2022年で比較すると、「あり(同居)」の成婚しやすさが男性(シングルファーザー)は11.5ポイント、女性(シングルマザー)は12.2ポイント上昇する結果に。子どもとの同居がある場合でも、4年前と比べて男女共に成婚しやすい結果となりました。同社は「婚活において『再婚』や『子どもの有無』に対するハードルが下がってきているといえます」とコメントを寄せています。