切ないエピソードが…

写真拡大

「若い頃はいくら食べても何ともなかったのに、急に重く感じるようになった」。そんな心当たりがある40代・50代男性は多いのではないでしょうか。胃と腸の薬「強力わかもと」を販売するわかもと製薬（東京都中央区）が、「中年男性の胃腸の衰え」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「一口食べて『もう結構…』」「お肉もだが衣がきつい」

　調査は2023年5月12日、40代・50代の男性を対象にインターネットリサーチで実施。1005人から有効回答を得ています。

　全回答者に、「以前と比べて胃腸が衰えたと感じることはあるか」について聞いたところ、「よくある」が17.3％、「たまにある」が37.4％という結果に。全体の5割以上が、胃腸の衰えを感じることがあることが分かりました。

「ある」と答えた人に「胃腸の衰えを感じたのはどのようなときか」を聞いてみると（複数回答）、最多となったのは「胃もたれしやすくなった」で、56.4％でした。次いで、「胃のむかつきを感じるようになった」（35.5％）、「食事量が減った」（25.6％）と続いています。

　胃腸の衰えを感じたエピソードとしては、「普段の食後に膨満感を感じたり、胸やけを感じる。消化の悪いものを食べると膨満感がある（40代）」「脂っこいものを食べた後に、胃もたれ感がある（40代）」「肉を食べたいと思わなくなった。胃に優しい食べ物、消化にいいものを食べたくなってきている。脂っこいものは論外だと感じるようになった（50代）」「お酒を飲んだ次の日に胃の調子が悪くなる（50代）」といったコメントが。肉などの脂っこいものを食べたときに感じる人が多いことがうかがえます。

「食事の際の食品・メニューに気を使っているか」については、「多少は気を使っている」が52.4％、「かなり気を使っている」が9.6％という結果に。

「気を使っている」と答えた人に、「昔と比べて食べたいときに食べられなくなってしまった食べ物」を聞いてみると（複数回答）、トップとなったのは「天ぷら」（32.0％）。次いで「とんかつ」（31.4％）、「焼き肉」（30.8％）となりました。食事に気を使っているものの、胃腸の衰えを感じていたり、実際に昔と比べて食べられなくなってしまったメニューがあったりするようです。

　昔と比べて食べられなくなってしまった食べ物について、具体的なエピソードを聞いてみると、「豚カツを一口食べたとき、『もう結構…』という気持ちになった。お肉もだが衣がきつい（40代）」「ステーキの脂身、とんかつのロースの脂身がおいしく食べられていたが、まさに『油っぽい』をかなり感じるようになりヒレが好ましくなるようになった（40代）」「20代の頃は、とんこつラーメンが好きだったが、今は大嫌いになった。また、揚げ物が好きだったが、今は見るのも嫌になる。揚げ物は食欲が全く湧いてこない（50代）」「穴子の天ぷらが大好きでしたが、大きな穴子の天丼を食べたとき、吐き気をもよおしてから食べられなくなった（50代）」といった切ない体験談が多く寄せられました。

　調査結果を受けて、同社は「これからの季節は暑くなってきますので、より胃腸への負担を感じることも多くなってくるかと思いますが、胃腸の調子が気になる方はしっかりと調子を整えるためのケアを行いましょう」とコメントを寄せています。