皐月賞17着からの巻き返しを狙うホウオウビスケッツ(ユーザー提供:Rayさん)

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 ホウオウビスケッツ(牡3、美浦・奥村武厩舎)が6月生まれとしては75年のカブラヤオー以来、48年ぶりとなる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)制覇を目指す。

 84年のグレード制導入以降の日本ダービー馬、全39頭の生まれ月を見ると、3月が14頭で最多。以下、4月が10頭、5月が8頭、2月が5頭、1月が2頭と続く。ただ、13年以降の近10回に限れば、2月が3頭で最多。以下、1月と3月と4月が2頭、5月が1頭となっているので、早生まれが優勢となりつつある。

 そんな中、時代の流れに逆らうように、6月生まれで日本ダービーに挑むのがホウオウビスケッツだ。6月生まれの出走は14年のアドマイヤデウス(7着)以来で9年ぶり。勝てば75年のカブラヤオー以来、実に48年ぶりとなる。誕生日は6月5日なので、登録19頭の中では唯一の“2歳馬”となるが、その分だけ伸びシロは大きいはず。前走の皐月賞では自身初の2桁着順となる17着に沈んだが、巻き返しに注目したい。

【ダービーで3着以内だった6月生まれの馬】84年のグレード制導入以降
・93年3着ナリタタイシン(3番人気)
・96年2着ダンスインザダーク(1番人気)