安田記念に出走予定のソダシ(撮影:井内利彰)

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 前走ヴィクトリアマイルは悔しいアタマ差2着で連覇ならずのソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)。あのレースからまだ10日しか経っていないが、次走は安田記念(6月4日・東京芝1600m)を予定しており、今朝24日はレースに向けた1週前追い切りを、今回初コンビとなる川田将雅騎手が跨って行っている。

 CWでの併せ馬だったが、パートナーは坂井瑠星騎手が跨るドルチェモア。これを追走していくが、向正面で2馬身ちょっと後ろ。少し行きたがっているようにも見えるが、元気がいいのかな、という動きにも見える程度。

 3コーナーは先頭もゆったりしたラップだったが、4コーナーで少し加速して、スピードに乗った状態で2頭が最後の直線へ。外からソダシが並びかけてくるが、ムキになるようなところもなく、自然なスピード乗り。ドルチェモアも一時に比べれば、かなり動ける状態になっていて、手応えには余裕があり、2頭が並んだままゴールへと入っていった。

 時計は6F82.3~5F66.5~4F51.8~3F36.5~2F22.7~1F11.4秒。6F時計としてはさほど速くないが、レース間隔を考えれば十分すぎるくらい。最後の直線も余力十分な状態でこの時計だから、ソダシ自身、初めての中2週となるが、そこに関しては気にしなくてもよいのかも知れない。

(取材・文:井内利彰)