日本ダービーに出走するホウオウビスケッツ(撮影:下野雄規)

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 5月28日に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。世代の頂点を決める熱き戦いにホウオウビスケッツ(牡3、美浦・奥村武厩舎)が丸田恭介騎手とのコンビで挑む。

 ホウオウビスケッツは父マインドユアビスケッツ、母ホウオウサブリナ、母の父ルーラーシップという血統。近親には日本が誇る大種牡馬キングカメハメハがいる。

 昨年12月に中山競馬場の新馬戦でデビュー勝ち。続くフリージア賞を逃げ切り、無傷2連勝でスプリングSへ挑んだ。デビュー2戦とは一転して番手で控える競馬から直線で抜け出し2着と好走。クラシック第一冠、皐月賞への出走を果たした。通算成績は4戦2勝。

 鞍上の丸田騎手はデビュー17年目にしてダービー初騎乗。昨年の高松宮記念でGIジョッキーの仲間入りを果たすなど重賞での存在感を増しているが、当馬を管理する奥村武厩舎に初の重賞タイトルをもたらしたのが丸田騎手だ。お世話になった厩舎と挑む初の夢舞台となれば、感動のドラマを期待せずにはいられない。