皐月賞は出遅れが堪えて7着に終わったトップナイフ(ユーザー提供:モエロウエクラさん)

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 横山典弘騎手がトップナイフ(牡3、栗東・昆貢厩舎)で日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の9年ぶり3勝目を目指す。

 横山典弘騎手はこれまで日本ダービーに25回騎乗している。初制覇は15回目のチャレンジだった09年のロジユニヴァース。14年にはワンアンドオンリーで2勝目を挙げた。また、近年は15年にミュゼエイリアン(10着)、17年にマイスタイル(4着)で逃げてペースメイク。20年にもマイラプソディ(9着)で序盤の後方待機策から一転、向こう正面で捲って先頭へ。残り100mまで踏ん張って見せ場をつくるなど、レースのカギとなる動きを見せている。

 今年は逃げ差し自在のトップナイフで挑む。昨秋の萩Sを逃げ切ったかと思えば、京都2歳Sは一転、中団から追い上げての2着。その後もホープフルS、弥生賞ディープインパクト記念と連続2着。前走の皐月賞こそ出遅れが堪えて7着に終わったが、上がり3Fはメンバー中2位タイの36秒4だから、地力は示す内容だった。

 さぁ、大目標の日本ダービーではどのポジションから、どのタイミングで仕掛けるのか。見る者の想像を超えた手綱捌きを見せ続けるレジェンドに要注目だ。