京都新聞杯で重賞初制覇したサトノグランツ(ユーザー提供:おうどんさん)

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 川田将雅騎手がサトノグランツ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)で日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の7年ぶり2勝目を目指す。

 川田騎手はこれまで日本ダービーに16回騎乗している。初制覇は10回目のチャレンジだった16年のマカヒキ。追ってきたサトノダイヤモンドをハナ差凌いでの戴冠だった。しかし、その後は18年に1番人気ダノンプレミアムで6着、19年に2番人気ヴェロックスで3着、そして昨年は1番人気ダノンベルーガで4着と、悔しいレースが続いている。

 今年は京都新聞杯を制したサトノグランツで挑む。デビュー2戦は8着、2着に終わったが、3戦目から未勝利、ゆきやなぎ賞、京都新聞杯と3連勝中。川田騎手も未勝利と京都新聞杯で手綱をとって2戦2勝だから、しっかりと手の内に入れている。

 川田騎手はサトノグランツと不思議な縁がある。所属はマカヒキと同じ友道厩舎。一方、父サトノダイヤモンドでは18年京都大賞典を制しているが、マカヒキが日本ダービーを制した時の2着馬でもあるのだ。そんなパートナーと待望の日本ダービー2勝目へ。リバティアイランドで主役を務めたオークスから一転、伏兵でどんなエスコートを見せてくれるのか、大いに楽しみだ。