特別登録時点では指数4位以下となったソールオリエンス(撮影:下野雄規)

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 このコーナーではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を、特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は葵S(GIII)、目黒記念(GII)、日本ダービー(GI)の3レース。その中から、日曜日の東京競馬場で行われる競馬の祭典・日本ダービーを取り上げます。

 まずは、過去の傾向から見ていきましょう。

 過去10年では、前走皐月賞(GI)組が7勝2着9回3着6回と圧倒的な成績。クラシックレースを走った経験が、アドバンテージとなりそうです。

 他では京都新聞杯(GII)組が2勝2着1回、青葉賞(GII)組が3着3回、プリンシパルS(L)が3着1回となっています。

 前走人気では、1番人気から3番人気だった馬が8勝2着9回3着4回。複勝回収率は132%と優秀です。一方、10番人気以下だった馬は37頭が出走し、複勝率0%と結果を残せていません。

 今年、3歳馬の頂点に立つのはどの馬なのか。それでは、今週の日本ダービーで、AIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆意外にも良績を残す青葉賞勝ち馬

 スキルヴィング
 新馬戦で2着に敗れはしましたが、その後3連勝で青葉賞を制覇。東京芝2400mでは2戦2勝とコース相性も抜群です。青葉賞組は過去10年では劣勢に見えますが、ダービートライアルに指定された95年以降で見ると、1番人気で青葉賞を優勝した馬は[0-4-1-7]。複勝率41.7%、複勝回収率94%と意外にも好成績を収めています。

 タスティエーラ
 過去10年で、6勝2着7回3着6回と結果を残しているノーザンファームの生産馬。前走の皐月賞では差し馬が台頭する流れでしたが、テンから5番手につけての2着は非常に価値があったのではないでしょうか。今週の東京はBコースからCコースへと替わり、先行有利な馬場傾向が予想されるのも本馬には好材料と言えるでしょう。

 ファントムシーフ
 前走の皐月賞では1番人気の支持を集めましたが、道中での落鉄の影響か3着に敗れました。ただ、アクシデントがありながらも大崩れしなかったのは、能力の高さでしょう。皐月賞1番人気だった馬は[3-1-1-3]。複勝率62.5%、複勝回収率126%と高い期待値をマークしており、巻き返しがあっても驚けません。

 今回は以上となりますが、枠順確定後の週末版では枠番や調教時計、天候などが加味されます。現時点で浮上しなかった馬が急上昇する事もありますので、そちらも楽しみにお待ちください!

(netkeiba編集部)