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洗面にメイク、脱衣、洗濯に掃除、さまざまな日常動作や家事をする「洗面所」。洗濯物や洗剤、コスメがあふれそうになる前に収納を増やすコツを、整理収納プランナーの中谷あこさんが教えてくれました。 

<写真>ものが多すぎてあふれ出している洗面台

洗面所で使っているもの、必要なものは意外とたくさんあった

おうちの中でお片づけしたい場所は? と聞かれたときに、最初に思い浮かぶ場所はどこですか? クローゼット、キッチン、リビング…などが多く挙げられる場所ですが、実際にお片づけの作業にお伺いすると、洗面所が大変なことになっていることが多いのです。

毎日必ず家族全員が使う場所で、スペース的にはそんなに広くはないのに、いろいろなことをする場所だから、意外ともので散らかってしまう場所ナンバー1。
そこでスペースをできるだけ有効に活用できるようなグッズをご紹介しながら、「すっきりした洗面所の片づけコツ」をお伝えします。

●洗面所にはどんなものがどのくらい収納されているのかを把握しましょう

洗面所は…
・洗面スペースで使うもの(オーラルケア用品・洗顔用品・メイク用品・基礎化粧品・ヘアケア用品)
・お風呂で使うもの(ソープ類・シャンプー・コンディショナー)
・洗濯で使うもの(洗剤・柔軟剤)
・タオル類
・お掃除用品(洗剤・スポンジ)

5種類のカテゴリーのものがギューッとつめ込まれることになります。ついついストックを確認せずに購入してしまい、収納しきれなくなって、外にあふれてきてしまったり、使いきらないまま新しいものを使い始めてしまって、処分のできないものがあふれてしまったり。
そのためにも、もっているものの量をしっかり把握できるように収納方法を工夫をしましょう。

洗面所のものがあふれがちな場所別・収納のコツ4つ

洗面台の下や鏡裏、洗濯機まわりのスペースに「ものが入らない」「ゴチャつく」と悩んでいませんか? 100円グッズで収納を増やしてすっきり収納しましょう!

●収納1:洗面台下のスペースを最大限に有効活用する

洗面所のシンク下は配管があるので、収納したものの、取り出しにくくもったいない収納になりがち。

そこで収納力をあげるために、シンク下収納ラックを使います。

 

配管を避けて棚板を設置できるので、とても便利です。

カテゴリー別にボックスに入れて、なにが入っているかわかるようにラベルをはっておきましょう。

<使用アイテム>
・セリア ネームバスケット ¥110(税込)
・セリア ストッカーボックス ¥110(税込)
・ニトリ 伸縮フリーラック クラネ(幅29〜45)¥1,290(税込)
・ニトリ 伸縮フリーラック クラネ(幅46〜75)¥1,490(税込)

●収納2:鏡裏の収納は2段にする

鏡の裏が収納になっている場合、奥行きがあまりないスペースなので収納方法は難しいと思います。

取り出しにくくならないように、収納するものをしっかり選び、盛りだくさんにしないすっきり収納をめざしましょう。よく使うものは目線より低い位置がおすすめです。

棚板があれば…と思うスペースには、簡単にディスプレイスタンドで棚をつくります。サイズは約270×90×70なので、鏡裏にぴったり!

<使用アイテム>
・セリア ディスプレイスタンド ¥110(税込)

●収納3:洗濯機まわり、ものを床置きしない!

洗面所の中に洗濯機が置かれている家が多いと思いますが、たまにキッチン横に並んでいる家もあります。どちらの場合でも洗濯ものがあふれていたり、たくさんの種類の洗剤が置かれているのが見えていると、雑然とした印象になります。

できるだけ、取り出しやすい形で、ごちゃごちゃと見えないような収納方法にしましょう。

洗面所の床にものを置き始めてしまうと、定着してしまいがち。湿気の多い場所なので、棚を増やして風とおしよく収納したり、つっぱり棒や100円グッズのカゴなどを使って洗濯機の上部に収納をつくって、床にはものを置かないようにしたりしましょう。

●収納4:タオルは巡回するような仕組みに

タオルの収納はよくご相談されますが、積み重ねていくのならば、使うときは上のタオルから取るので、しまうときは一番下に入れると全部がしっかり巡回します。ボックスなどに収納する場合は、手前から取るので、しまう時は奥に入れるようにしましょう。

棚板がたりないときは、100円グッズのつっぱり棒などで、簡易的に収納をつくることもできます。

<使用アイテム>
・セリア つっぱり棒 ¥110(税込)

洗面所は家族全員が朝いちばんに使用し、寝る前まで使用するという、一日中稼働している場所。たまの来客のときなども利用されるでしょう。そんなときのために、いつでもきれいを保つには、出しっ放しにするものは極力少なくしておくことがコツになります。

そして、収納する場所に収まる量をもつようにしましょう。小さなスペースですが、しっかりゾーニング(場所で区切る)をして「そこでなにをするのか?」と考えながら、収納を決めていきましょう!

記事の初出は2022年5月