「バカげた記録を加えた」大谷翔平の”圧巻13K”に米老舗誌も脱帽!快挙も達成「5回以下13奪三振は1901年以降で4人目だ」
大谷は15個のアウトのうち13個を三振で奪った(C)Getty Images
5月最初の登板もド派手な内容となった。
エンゼルスの大谷翔平は現地時間5月3日(日本時間4日)、敵地で行われたカージナルス戦に先発登板し、5回97球を投げ2本塁打を打たれるなど4失点、勝敗は付かなかったが13個の三振を奪う投球を繰り広げた。
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この日も大きな変化幅のスライダーや、160キロにも届くストレートが決め球となり初回から三振の山を築いた。日本代表でのチームメートであり、この日、トップバッターで起用されたラース・ヌートバーとの対戦では、3度の打席ですべて空振り三振と圧倒。主軸のポール・ゴールドシュミットからもストレートで二つの空振り三振を奪っている。
大谷は5回を投げ終えマウンドを降りるも、9回にエンゼルスがマイク・トラウトの本塁打などで逆転、6−4で前日に続いての連勝を飾った。そして、メジャーキャリアハイとなる13個を記録した三振ショーを展開した背番号17には、試合終了直後、現地メディアが早速、その投球内容を報じている。
米スポーツ誌『Sports Illustrated』は試合後、「ショウヘイ・オオタニ、キャリアハイの奪三振数でバカげた記録を加えた」と銘打ったトピックを配信した。
同メディアは「エンゼルスのスター、ショウヘイ・オオタニは水曜日のカージナルス戦で再び鋭い投球を披露した。わずか5イニングで、セントルイスの打者から13個の三振を奪った。2本のホームランを含む4失点を喫したものの、大谷は15個のアウトのうち、2個を除くすべてのアウトを三振で記録した」とこの試合のピッチングを振り返った。
さらに米国内の情報を引用する形で、今回の三振記録が偉業であることを以下の様に説明している。
「MLBのサラ・ラングス記者によると、オオタニは歴史的なパフォーマンスで1901年以降、5イニング以下のマウンドで13個以上の三振を記録した4人目の投手となった。ザック・グレインキー(2012年)、アレックス・コブ(2010年)、ジェイコブ・デグロム(2022年)に続くものである」
また記事では「水曜日の登板は安定したものではなかったが、奪三振は28歳のMLBキャリアを通じて見た中で最高のものだった。彼は今、防御率2・54、39イニングで59個の三振を奪っている」として、この日を終えたトータルの成績も記している。
ここ2試合で失点の多さが気になるものの、それ以上に速球、変化球の威力が増している感のある大谷。また、この日は3安打を放ち打率3割を超えた。二刀流スターによる投打でのパフォーマンスは、ここからさらに観客を魅了していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]