午前:債券サマリー 先物は続伸、日銀緩和継続を手掛かりとした買い続く
1日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。日銀が前週末まで開いた金融政策決定会合で、現行の大規模な金融緩和策の継続を決めたことが引き続き買い手掛かりとなった。
日銀の植田和男総裁は4月28日に行われた会合後の記者会見で、粘り強く金融緩和を継続していく考えを示したことから市場参加者の間では早期の政策修正思惑が後退しているもよう。加えて、前週末の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことも国内債の追い風となり、債券先物は寄り付き直後に148円87銭まで上伸する場面があった。ただ、2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが広がりやすく、買い一巡後は上げ一服商状となった。
午前11時の先物6月限の終値は前週末比10銭高の148円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末と同じ0.385%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
日銀の植田和男総裁は4月28日に行われた会合後の記者会見で、粘り強く金融緩和を継続していく考えを示したことから市場参加者の間では早期の政策修正思惑が後退しているもよう。加えて、前週末の米長期債相場が3営業日ぶりに反発(金利は低下)したことも国内債の追い風となり、債券先物は寄り付き直後に148円87銭まで上伸する場面があった。ただ、2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが広がりやすく、買い一巡後は上げ一服商状となった。
午前11時の先物6月限の終値は前週末比10銭高の148円70銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末と同じ0.385%で推移している。
出所:MINKABU PRESS