アスレチックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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大飛球もフェンス越えず、同僚が愛を込めたメッセージ

エンゼルス 8ー7 アスレチックス(日本時間28日・アナハイム)

 エンゼルス大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・アスレチックス戦で「3番・投手」で投打同時出場し今季 初の3安打“猛打賞”を記録した。本塁打が出ればサイクル安打の場面だった8回1死一、二塁の場面でセンターへ大飛球を放つも、もうひと伸びがなく中飛に。この様子にアンソニー・レンドン内野手は「もう少しトレーニングをしなければいけない」とジョークを炸裂させた。

 あと数メートルだった。8回1死一、二塁の場面でセンターに飛球を放つと、大谷は打席で止まった。打球の行方を確認すると、少し悔しげな表情で一塁ベースに向かって走り出した。あと一息で偉業達成の当たりも、フェンスまで届かなかった。

 初回にバットを折りながら全速力で一塁を駆け抜け、内野安打を放つと、3回1死一、三塁で先制の適時二塁打を放ち、6回2死では右越え三塁打。初回2死の二塁内野安打と合わせ、今季初の1試合3安打をマークした。サイクル安打の期待がかかったが2019年6月13日の敵地・レイズ戦以来、自身2度目の快挙達成はならなかった。

 試合後、エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」が、大谷の後ろを打った4番・レンドンに最後の飛球について問いかけると「彼はウェイトルームに行ってもう少しトレーニングをしなければいけない」と愛のムチを入れつつ、笑いを誘った。(Full-Count編集部)