三笘薫の突破力を現地称賛【写真:Getty Images】

写真拡大

ブライトンは降格圏ノッティンガムに痛恨の逆転負け 三笘はフル出場

 イングランド1部ブライトンは現地時間4月26日、プレミアリーグ第33節でノッティンガム・フォレストと対戦し、1-3で敗れた。

 日本代表MF三笘薫は左サイドで先発フル出場。現地メディアは「前半はエレクトリックだった。スピードとスキルでウィリアムスを粉砕し、非常に危険な存在だった」と振り返っている。

 23日に行われたFAカップ準決勝では、PK戦の末にマンチェスター・ユナイテッドに敗れたが、リーグ戦ではいまだにトップ4入りの可能性を残しているブライトン。今節ではリーグ4連敗中で降格圏の19位に沈んでいたノッティンガム戦に臨み、試合開始早々の前半10分にPKを献上したが、GKジェイソン・スティールがビッグセーブでチームを救った。同16分には、ハーフウェーライン付近の左サイドでボールを受けた三笘が長距離のドリブル突破でペナルティーエリア内に侵入し、ゴール前に構えていたMFフリオ・エンシソにラストパス。決定機を迎えるが、相手GKケイラー・ナバスの好セーブに阻まれた。

 ブライトンは前半38分、18歳のMFファクンド・ブオナノッテの一撃で先制するも、同アディショナルタイムに相手選手のシュートがMFパスカル・グロスに接触。コースが変わってゴールに吸い込まれてしまい、1-1で前半を折り返した。後半13分にはブオナノッテのスルーパスをペナルティーエリア左で受けた三笘がダイレクトで右足を振り抜くも、わずかにゴール右へと逸れて決定機をモノにできず。すると同23分にはMFダニーロに逆転ゴールを許してしまう。

 後半アディショナルタイムには再びPKを献上。相手MFモーガン・ギブス=ホワイトに決められ、試合はそのまま終了。現地メディア「Sussex Express」はノッティンガム戦に出場した選手を10点満点で採点。三笘には6点を与えている。

「前半はエレクトリックだった。スピードとスキルで(ネコ・)ウィリアムズを粉砕し、非常に危険な存在だった。いとも容易く守備陣を置き去りにしていた。ブライトンが危険なエリアで彼にボールを渡すのに苦労したため、後半は失速した。ハーフタイム明けには、絶好のチャンスを棒に振った」

 寸評では、前半と後半でパフォーマンスの出来に差があったと指摘されている。いくつか未消化試合は残しているものの、やや足踏みが目立ち始めたブライトンは8位まで順位を落としており、上位争いにとどまることができるか、正念場を迎えている。(FOOTBALL ZONE編集部)