17日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は下落。米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言などを受け、14日の米長期債相場が続落(金利は上昇)した流れを引き継いだ。

 前週末の米長期金利の上昇は、FRBのウォラー理事が講演で「金融政策はさらに引き締める必要がある」などと述べたほか、米ミシガン大学が発表した4月の消費者態度指数(速報値)が市場予想を上回ったことが背景。同日の米市場では米金融引き締めが長引くとの見方が改めて広がり、東京市場でも債券売りにつながった。

 午前11時の先物6月限の終値は前週末比28銭安の147円40銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%上昇の0.475%で推移している。

出所:MINKABU PRESS