三菱UFJなど銀行株が軟調、3月FOMCで複数の参加者が利上げ停止検討◇
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が軟調に推移している。米国時間12日公表の3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、米国で地銀の破綻が相次ぎ金融システム不安が広がったことなどを背景に、複数の参加者が、利上げの見送りを検討していたことが明らかとなった。
金融市場においては5月のFOMCにおいて0.25%の利上げが実施されるとの見方がなお優勢。だが米短期金融市場が織り込む利上げ据え置きの確率は足もとでやや上昇基調にあり、米長期金利も時間外取引で低下圧力が掛かっている。FRBが利上げを停止すれば、日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の解除に踏み込むことは難しいとの見方から、銀行株に対しては利ザヤ改善への期待が後退する格好となったようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
金融市場においては5月のFOMCにおいて0.25%の利上げが実施されるとの見方がなお優勢。だが米短期金融市場が織り込む利上げ据え置きの確率は足もとでやや上昇基調にあり、米長期金利も時間外取引で低下圧力が掛かっている。FRBが利上げを停止すれば、日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の解除に踏み込むことは難しいとの見方から、銀行株に対しては利ザヤ改善への期待が後退する格好となったようだ。
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