「宇宙開発関連」が11位にランク、ispace上場や日米の火星探査に関する文書署名で注目度アップ<注目テーマ>

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10 半導体

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が11位となっている。

 宇宙スタートアップのispace<9348.T>が12日、東証グロース市場に新規上場した。同社は月への物資輸送サービスをはじめとした月面開発事業に取り組んでおり、同日には民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)の月面着陸予定日時を最短で26日午前1時40分(日本時間)に設定したと発表。民間企業の月ビジネスにつながることが期待されており、株式市場では宇宙開発関連銘柄への注目度が高まっている。

 また、林芳正外務大臣とラーム・エマニュエル駐日米国大使が11日、火星衛星探査計画に関する文書に署名したことも関連銘柄に関心が集まる要因の一つとなっているもよう。この文書は、火星圏からのサンプルを地球へ持ち帰る火星衛星探査計画に関する日米間の協力を行うための国際約束で、火星衛星の起源を明らかにすることを目的としている。

 関連銘柄としては、東北大学と月面・宇宙など極限環境で稼働する「高耐久・高性能・省エネルギーな次世代型AI」の共同研究を開始したAI inside<4488.T>、高信頼性衛星用電源システムを開発した実績がある大日光・エンジニアリング<6635.T>、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に認定されているタンタルコンデンサーを扱う松尾電機<6969.T>、ロケット開発のスタートアップ企業であるインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)と資本提携しているINCLUSIVE<7078.T>、超小型人工衛星を提供するキヤノン電子<7739.T>、地球観測衛星の利活用を促進するビジネスを展開するパスコ<9232.T>などが挙げられる。

出所:MINKABU PRESS