【装蹄師・西内荘コラム】装蹄競技会開催、コロナ禍も元に戻りつつ…
例年、桜花賞は散桜になってることが多く今年ももれずにピークは過ぎたもののレースでは開花といきたいもの、ですが今年の牝馬路線は激戦で狭き門に担当馬の出走は叶いませんでした。
今週の月曜日、トレセンは休日ですが、装蹄師は従業員の研修も兼ねた装蹄競技会を開催。わたしは北海道の牧場に行っていたので参加できなかったのですが、コロナでしばらく中断していたのがやっと元に戻りつつありうれしいかぎりです。
ただ、今回の競技からは造鉄などのレベル低下は著しく、日常が鍛冶屋仕事だった頃とは大違いになってしまったのは残念との事でした。実際に競走馬の装蹄に鍛冶技術が無くても仕事には支障はないのですが、基礎中の基礎ですから、すべてが出来て装蹄師と考える私にとっては寂しいかぎりで、放っておいても自分で覚える時代ではなく教えるほうも考えないと技術の継承に赤信号です。
全国大会にしても、鉄を焼くのが何火力使っててもいいアメリカ式を採用しているけど、2火力で蹄鉄を仕上げる昔の日本の造鉄に戻したほうが個人的にはいいと思います。
中山の日曜日、京葉Sのテイエムトッキウはずっと蹄に難があったのが解消されたので本来の力を発揮できるはずです。
●4月8日(土)
・福島
5R イメル
・中山
7R ヒラボクケリー
・阪神
3R クリスプエアー
5R アウトレンジ
6R フォルティーナ
ストリンジェンド
●4月9日(日)
・福島
2R バレンタインソング
4R レディステディゴー
11R スマートリアン
・中山
8R グルーヴビート
9R グリューグルム
11R テイエムトッキウ
・阪神
1R スマートカリス
ミカヅキ
2R スマートメイプル
エメラルドビーチ
ラブソル
5R カッティングジェム
8R シュガーコルト
10R ビューティウェイ
12R クレスコジョケツ
ナリタフェルテ
以上が装蹄から感じた好感触馬です。