スマホのローエンド選択での条件に変化 ポイントはマイナンバーカード対応
日常生活でのSNSなどの利用が中心であれば1〜2万円程度のローエンドモデルでも必要十分だ。
これまで1〜2万円台のローエンドモデルを選ぶ際には、
・複数のリアカメラがあるか
・内蔵メモリ（RAM）が4GB以上あるか
・5000ｍAh程度のバッテリー容量があるか
これらの性能を満たしているかをチェックすることが重要だった。
しかし最近のローエンドモデルでは、
上記の性能を満たしている場合がほとんどで、機種ごとの差も少ない。
では今後のローエンドモデルは、何を基準に選べばよいのだろうか。
日本で利用することを考慮すると、マイナンバーカードへの対応が重要になるのではないかと考えられる。
マイナンバーカードは、スマートフォンで読み取ることで、
住民票など各種の証明書の発行やe-TAXでの確定申告、健康保険証としても利用でき、国の公的支払い口座の登録など、公的サービスを利用する際の利便性が向上する。
この、マイナンバーカードの読み取りに対応していないローエンドモデルが存在する。
つまり、公的なサービスを利用する際、前述のような利便性の恩恵を受けることができず、これまで通り役所に出向いたり申請書を用意したりする手間や労力が必要になる。
そこで、マイナンバーカードに対応している機種を総務省のサイトや公的個人認証サービスポータルサイトで確認しておきたい。
マイナポイントアプリ対応スマートフォン一覧
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/nfclist/
公的個人認証サービスポータルサイト
マイナンバーカードに対応したNFCスマートフォン一覧
https://www2.jpki.go.jp/prepare/pdf/nfclist.pdf
また、スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る位置の確認も以下のWebサイトで可能だ。
マイナンバーカードの読み取り方法（iPhone）
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/howtoread/iphonefaq.html
マイナンバーカードの読み取り方法(Android）
https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/flow/mykey-get/howtoread/androidfaq.html
今すぐは必要ないと思っていても、スマートフォンを利用中に必要な機能になる可能性はあるため、今度のスマートフォン選びには、マイナンバーカードの読み取りに対応しているかどうかは重要なポイントになるだろう。
