長年ジブリ作品をプロデューサーとして支えてきた鈴木氏

 株式会社スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫氏が、2013年ごろから知り合ったタイ人女性に関して、“公私混同”の状態だと、ジブリ社内で批判の声が出ているという。

『週刊女性PRIME』によると、鈴木氏は2013年ごろからシングルマザーのタイ人女性・カンヤダ氏に入れ込み、渡航費や滞在費の支払いをジブリに支払わせたうえ、2018年にタイ・バンコクにオープンした、ジブリ公認レストランの運営を彼女に任せるなどしたという。

 こうした“公私混同”に、ジブリ社長の星野康二氏が苦言を呈したところ、鈴木氏は星野氏を3月いっぱいで社長から退任させ、6月には退社させることを決めたという。同誌の取材に対し、鈴木氏は「僕は関係ありません」と答えている。

「カンヤダ氏は、ジブリファンの間ではよく知られた存在なんですよ。鈴木氏は2018年に『南の国のカンヤダ』という“ノンフィクション小説”を出しています。そのなかで、エレベーターで偶然、出会ったカンヤダ氏のことを、若いころに好きだった女優の大楠道代に似ていると、ベタ惚れ。そこから彼女に入れ込んでいく様子を、赤裸々に語っています。鈴木氏としては、ブレずに“いま”を生きる彼女のなかに“宮崎駿”を見出したということだそうです。

 シングルマザーの彼女を、若い日本人男性とくっつけようと奔走するエピソードもありますが、鈴木氏の彼女への恋心というか、執着心のようなものが見え隠れする内容です」(芸能記者)

 同書には、日本にやってきたカンヤダ氏が着物を来て浅草を歩き、記念撮影をしたというエピソードが書かれているが、そのなかに、気になる描写がある。

《後にぼくは、この写真を宮崎駿に見せる。新作のヒロインは“昭和の女”だ。宮さんは、着物姿のカンヤダをモデルにヒロインを描いた》

“宮さん”とは、宮崎駿のこと。そして、新作といえば当然、7月に公開される『君たちはどう生きるか』だろう。

「つまり、同作のヒロインのモデルは、カンヤダ氏であるということでしょう。もちろん、カンヤダ氏は鈴木氏が絶賛するほどの魅力的な人物なのかもしれませんが、はたから見れば、東南アジアからやってきた若い女性に、日本の中高年男性が入れ込む、という典型的な図式で、ジブリ内の人間があきれるのもうなずけます」(同前)

 ネット上でも、鈴木氏の振る舞いに拒否反応が出ている。

《日本のジジイと東南アジア女性という、親の顔より見たマリアージュ》

《没入感を削がれることは確実》

《これは知りたくなかったかも》

 夢に満ちたジブリ作品と比べると、あまりに生々しい騒動だ。