小山市の義務教育学校では、地域に根付いた伝統的な絹織物である、結城紬の作り方を体験する学習を行っています。6日は、その製造工程のひとつ、染色作業を5年生の児童が体験しました。

 小山市の絹義務教育学校がある絹地区ではその名前の通り、古くから絹織物の結城紬が生産されています。

 ユネスコ無形文化遺産で、地元に受け継がれてきた伝統工芸を大切にしようと、学校では小学校に相当する6年間で結城紬の作り方を学んでいます。

 6日は、5年生の児童32人が、伝統工芸士の大久保雅道さんの指導を受けながら、石油を原料とする染料を使って真綿に色を付けていきました。色を付けている真綿は、児童が3年生の時に真綿がけしたもので、スポイトで染料をたらし思い思いの色に染め上げました。

 染められた真綿は、紡いで糸にした後、6年生になったときに地機織り機を使ってコースターを作るということです。