26日、ソフトバンク戦で2安打を放った侍ジャパンの近藤健介

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【カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎】

● ソフトバンク 2 − 4 侍ジャパン

<2月26日 宮崎>

 野球日本代表「侍ジャパン」の近藤健介選手(ソフトバンク)が26日、『カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023宮崎』ソフトバンク戦に「2番・中堅」で先発出場し、2試合連続2安打と好調ぶりをアピールした。

 初回の第1打席に先発右腕・藤井皓哉のカーブを中前へ運ぶと、3回の第2打席は四球を選び、5回の第3打席は左腕・笠谷俊介のカーブを再び中前へ。前日25日の同戦に続くマルチ安打で、2戦合計4打数4安打2四球の全6打席出塁と貫禄を示した。

 近藤は試合後、「アピールすることだと思っていましたし、自分の持ち味をしっかり出したいなと思っていたので、その結果については良い状態かな」と手応えを口にしつつ、「まだまだ打ち損じもあるので甘いボールを1球で仕留められるように、(実戦機会は)少ないとは思いますけど、しっかり調整していきたいと思います」と3月9日に初戦を迎えるWBC本大会を見据えた。

 また、昨季36試合守った中堅のポジションについても、「どこでもできる準備とどこでも打てる準備、そこをやるにあたって今日センターに就けたのは良かったですし、これからどうなるかわからないですけど、しっかり準備したいなと思います」と話した。

 日本時間の26日朝には、主力として期待されていた鈴木誠也(MLBカブス)が脇腹を痛めたことが伝えられ、不穏な空気が漂っていた侍ジャパン。打順ポジションを問わず「しっかりと準備したい」と語る近藤の姿は頼もしいばかりだ。