現在27歳のブレイディ選手(左)と32歳のブレイディ選手(画像は『Inside Edition 2019年2月20日付「Are These Look-Alike Baseball Players Related?」』のスクリーンショット)

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「世界には自分とそっくりな人が3人はいる」と言われるが、アメリカ在住の2人の男性は、容姿がそっくりなだけでなく名前や職業も同じだったことで多くの関心を集めている。2人はDNA鑑定を受けたようだが、その結果に注目が集まった。『New York Post』『Inside Edition』などが伝えている。

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米ネバダ州にあるマイナーリーグの野球チーム「ラスベガス・アビエイターズ」のブレイディ・フェイゲル選手(Brady Feigl、27)と、ニューヨーク州に本拠地を置くプロ野球独立リーグのチーム「ロングアイランド・ダックス」のブレイディ・フェイゲル選手(Brady Feigl、32)は、名前が同じだけでなく顔もそっくりなことで注目を集めている。

米メディア『New York Post』が今月11日に伝えたところによると、2人はそれぞれのチームで同じ投手として活躍しており、27歳、32歳と年齢は異なるものの、ともに赤毛で普段はメガネをかけている。しかも身長は6フィート4インチ(約193センチ)と全く同じなのだ。

この2人が“ドッペルゲンガー”と騒がれるようになったきっかけは、2015年のことだった。米外科医のジェイムズ・アンドリュー医師(James Andrews)が、ほぼ同時期に肘の手術を2人に施したことで公になった。現在27歳のブレイディ選手は当時についてこのように語っている。

「私が肘の手術をして6、7か月ほど経ってからだと思うんですが、私たちのトレーナーのところにアンドリュー医師の診療所から電話があったんです。彼らは『すみません。ブレイディの手術はいつにしますか? 彼は明日、来られますか?』って言ってきたんですよ。」

どうやら診療所のスタッフは、現在32歳のブレイディ選手に電話をするつもりが、既に手術を終えた現在27歳のブレイディ選手に連絡をしてしまったようだ。電話を受けたトレーナーは診療所のスタッフに、すでに6か月以上前に手術を済ませていることを伝えたという。現在27歳のブレイディ選手はこの時、自分と同じ名前の選手が他にいると気づいたそうだ。

そして2人はSNSを通じてメッセージのやり取りをするようになり、親交を深めていった。その後、多くのメディアがそっくりな2人のブレイディ選手に注目し、彼らについて紹介するようになると、野球ファンから「兄弟では?」といった声が多数あがった。

そこで米メディア『Inside Edition』が2019年、2人のためにDNA鑑定を手配をした。その鑑定の結果、2人のDNAは生物的な繋がりがなく、赤の他人だったことが判明したという。多くのファンの期待通りではなかったが、現在32歳のブレイディ選手は「でも僕たちはまだ、ある意味兄弟なんだ」と語っている。

ちなみに同じ投手として活躍する2人だが、「ロングアイランド・ダックス」のブレイディ選手は左投手で、「ラスベガス・アビエイターズ」のブレイディ選手は右投手とのことだ。そんな2人がいつかメジャーリーグに昇格し、同じマウンドに立って対決する日を心待ちにするファンもいることだろう。

画像は『Inside Edition 2019年2月20日付「Are These Look-Alike Baseball Players Related?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)