雪道行くの違反! 関東の冬タイヤ装着率でる 大型車は前年同期より“低下”
いまは関東を一歩出れば大雪です。
12月、関東の冬タイヤ装着率は
NEXCO東日本関東支社は2022年12月15日、関東地域の高速道路における冬タイヤの装着状況調査の結果を発表しました。
国道17号碓氷バイパス、12月19日9時50分頃の様子。関東のすぐ近くで激しい降雪が(画像:高崎河川国道事務所)。
今回は12月7日と11日に、首都圏地域と降雪地域のSA・PAで4543台を対象に実施。首都圏地域の調査箇所は東北道 蓮田SA、関越道 三芳PA、常磐道 守谷PA、降雪地域の調査箇所は東北道 那須高原SA、関越道 赤城高原SA 上信越道 横川SA、長野道 姨捨SAです。
全体では小型車平均で54.7%、大型車平均で91.0%、全車種平均で64.2%でした。小型車の装着率は前年同期より5ポイントほど上昇したものの、“首都圏、降雪地域ともに大型車の装着率が低下”したといいます(−2.6ポイント)。
首都圏地域に絞ると、小型車の装着率は30.2%で、全体の数値を押し下げているのは例年と同様の傾向です(降雪地域の小型車は73.7%)。ただ、大型車は首都圏地域で前年同期95.4%から92.7%に、降雪地域では89.7%から88.2%にそれぞれ低下しました。
NEXCO東日本関東支社は、「ノーマルタイヤで積雪・凍結路面を走行することは法令違反です」「普段雪が降らない首都圏地域であっても、路面凍結や降雪に見舞われることがあります」などとし、こうした環境下では冬タイヤの装着やタイヤチェーンの携行などを呼びかけています。