そのルート“船”の方が早い! ナビアプリついに旅客船100%対応 ナビタイムが日本初
渡船から長距離フェリーまで!
273社の船を利用したルート検索可能に
ナビタイムジャパンは2022年12月15日(木)、「ナビタイム」をはじめとする同社のナビアプリなどで、全国のフェリー情報に日本で初めて100%対応したと発表しました。
万葉線電車と富山県営渡船の越の潟発着場。こうした渡船を使ったルートも検索できるようになった(乗りものニュース編集部撮影)。
国土交通省海事局の「旅客航路事業現況データ」をもとに、移動を目的とする、定時/常時運航かつ現在運航中の事業者273社に対応。これには、渡船や島どうしを結ぶ短距離船から、空港連絡船、観光向け旅客船、長距離フェリーまで含まれます。
これにより、全国の船を利用したルート検索や時刻表、地図上での港の表示などが可能に。これまで経路表示できていなかった島へのルートや、遠回りせずに船を使った最適なルート案内ができるといいます。また目的地検索時に、地図上で島を指定したり、島の名称をフリーワード検索すると、島内にある港が関連検索されるということです。
船は海上状況や冬季の日照時間など、気象や環境が運航に影響を与えることから、ダイヤが通年同じとは限らず、安定的なデータ更新に課題があったといいます。事業者のウェブサイトを日々確認し、できるだけリアルタイムな情報更新を行いデータに反映しているとのこと。
ナビタイムは次のようにコメントを寄せています。
「ユーザーは、個別に事業者のサイトで時刻を調べることなくフェリーを利用するルートにリーチできるため、船での移動がさらに身近なものとなり、より多様な選択肢から移動手段を選ぶことができます。法人向けサービスにも対応することで、例えば、MaaS 領域で水路を活かした課題解決に取り組まれる事業者様への支援にもつながればと考えております」
同社のサービスを通じ、フェリーの利用促進、島の地域活性化に貢献したいということです。