井上尚弥(右)がポール・バトラーに11回TKO勝ちし、4団体王座統一を達成【写真:荒川祐史】

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井上尚弥VSポール・バトラーの4団体統一戦

 ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)に11回KO勝ちし、アジア人初の4団体王座統一に成功する快挙を達成した。一方、バトラーの母国・英国のメディア関係者から意外な嘆きが届けられていた。

 思わぬ不満がバトラーの母国から漏れていた。試合前、英ラジオ局「トークスポーツ」などでアナウンサーを務めるアデ・オラディポ氏は、自身のツイッターを更新。「イノウエ―ドネア戦のように、トップランクがイノウエ―バトラー戦をYouTubeで放送してくれたらと願っていた……」とぼやいた。

「英国人ボクサーの4団体統一戦を、母国でどこの放送局も流さないなんて信じられない」と続けており、英国で視聴できる環境がなかった様子。試合には井上の前に敗れたものの、英国のみならず、世界のボクシング界にとっても歴史的な一戦をリアルタイムで見られないことは無念だったに違いない。

(THE ANSWER編集部)