ポーランド待望の新兵器 韓国製K2戦車&K9自走砲 最初のロット引き渡しへ
韓国軍仕様の迷彩は塗り替えられるのでしょうか?
完全輸入ののちライセンス生産も実施予定
ポーランド国防省は2022年12月6日、韓国から出荷された最初のK2戦車とK9 155mm自走榴弾砲が、北部グディニャ港に到着、荷卸しが完了したと発表しました。
ポーランド北部のグディニャ港に陸揚げされたK2戦車(向かって左)とK9 155mm自走榴弾砲(画像:ポーランド国防省)。
この兵器引き渡しは、今年7月下旬に両国のあいだで締結された売買契約に基づくものです。契約では、K2戦車は当初180両を輸入し、残りの800両以上は2026年頃からポーランド国内でライセンス生産する契約です。なおライセンス生産車はK2PL(PLとはポーランドの意)と呼ばれアップグレード型となり、最初に導入した完全輸入のK2戦車も随時、K2PL規格に改修していくそうです。
一方、K9 155mm自走榴弾砲は当初48両を輸入し、その後600両強をポーランド国内でライセンス生産するとしており、こちらもK9PLというタイプ名が付与されるとしています。
今回、ポーランドに引き渡されたのは、K2戦車10両、K9自走榴弾砲24両です。
これに関連して、グディニア港では、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領や マリウシュ・ブワシュチャク副首相兼国防大臣らが参列して歓迎式典が執り行われました。
なお、ポーランドは前出の2種類の戦闘車両以外にもFA-50軽戦闘機や多連装ロケットシステム(MLRS)「天舞」を韓国から購入する計画です。