「かいけつゾロリ」シリーズ、ギネス世界記録に認定

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1987年に創刊以来、沢山の子供たちに愛されてきた、作・絵/原ゆたか『かいけつゾロリ』シリーズ(ポプラ社刊)。
累計発行部数3500万部を超え、35周年を迎えた同シリーズは、今年7月に発売した71巻『かいけつゾロリ にんじゃおばけあらわる!』の巻数で、2022年10月24日にギネス世界記録™に認定された。

ギネス世界記録™名は、『同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数(Most volumes published for a single chapter book series written and illustrated by the same author)』。

24日にギネスワールドレコーズジャパン株式会社にて、原ゆたか氏へ公式認定証が授与された。

ギネスワールドレコーズ公式認定員の関岡智美氏は「このたび、原ゆたか氏の偉業を、ギネス世界記録として世界に発信できることを大変光栄に思います」と述べ、「『かいけつゾロリ』シリーズは、1987年に創刊され、沢山の子供たちに愛されてきました。35年という長期間に渡り、毎年出版され、7月12日には71巻が発売されました。原作本は、シリーズ累計3,500万部を超えており、世代を超えて子どもたちに読み繋がれてきたロングセラーの児童書シリーズです。今回は『同一作者によって物語とイラストが、執筆された単一児童書シリーズの最多巻数』というその事実を称え、本日この場で、ギネス世界記録公式認定証を原ゆたか氏に贈呈させていただきます」とコメント。

公式認定証を授与された原ゆたか氏は「夢のような事が起こってしまいました。ギネス世界記録に認定していただいて、ただただビックリしています。この本は、自分が子供のときにこういう本があったらいいなと思い書き始めました。大人の立場ではなく、子供たちの友達のような存在で書き続けています。知らないうちに、35年経っていました。この35周年のタイミングでギネス世界記録の認定を頂けて、『もっと頑張りなさい』という意味だと思います。私に似た全国の小学生の読者がこれまで『かいけつゾロリ』を支えてくれました。わたし一人の偉業ではありません。沢山の読者と出版社とそして、いつも最初の読者としてチェックをしてくれる妻の支えがあって、成し遂げられたと思います。子供たちに望まれる分だけ、これからも長く書き続けていきたいと思います。有難うございました」と喜びのコメントを発表。

また、アニメで長年ゾロリ役を務める山寺宏一もコメントを寄せ、「原ゆたか先生!ギネス世界記録™おめでとうございます!素晴らしい! ぼくはゾロリが大好きですが、それよりも原先生のことが大好きです!おならで色々なことを解決する作品がギネス世界記録™を取るのは凄い事だと思います。原先生、他の人達がチャレンジしてくると思いますが、この記録を伸ばして行ってください。どんなに大変な事があっても、立ち上がるゾロリの精神で、ずっと書き続けてください!そしてこれからも世界中の子供たちを、先生の作品で、はらはらドキドキさせて、ゆたかなこころの持ち主にしてください。(原ゆたかをかけました)本当におめでとうございます。ハッスルハッスル!」と祝福している。